12月議会【戸田市海外留学奨学資金】

ウェブページ読者の皆さん、留学を考えている方にとって非常に良い制度があるのをご存じでしょうか?
その制度とは、「戸田市海外留学奨学資金」。
かつてある市民の方が、「戸田市の子弟が海外で学ぶのを支援したい」とご寄付下さった資金を運用し、奨学金として支給しています。
今回、その支給額の拡大と、支給要件の緩和が行われました。


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変更したのは、下記のようなポイントです。
・支給額は、最大150万円→最大300万円に。
・申請時の留学証明書が不要に。
・他の奨学金との併給(2つ以上、同時にもらう)が可能に。
最大150万円(現行)もらえる奨学金が、現在はほとんど使われていません。
良い制度があっても、利用されなければ意味がありません。その意味で、今回の規則変更で奨学金を利用しやすくしたのは、まちがった方向性ではないと思います。
しかしながら、従来でも、語学要件がスペイン語検定4級【簡単な日常会話程度】など、ハードルは高くはない。
また、支給条件も悪くはありません。
奨学金が利用されていない一番の理由は、支給額や支給要件の問題ではありません。
我々市民が、奨学金のことを知らないことであると考えます。
例えば、私のまわりの人で、この奨学金があることを知っている人は一人もいませんでした。
海外で学びたい戸田市の子弟にとっては、願ってもない制度。積極的に活用し、いつか戸田に戻ってきて成果を発揮してほしいですね。
ですが、知らなければ使いようがありません。
市内の中学生への直接的な宣伝を拡大し、知名度アップにぜひ取り組んで頂きたいと思います。
ちなみに、国民健康保険でも同様の現象(知ってる人だけ得をする)があるのではないかと思っています。
脳ドッグ(5万円まで支給)や人間ドッグ(2.5万円まで支給)です。
こちらについても、もっと広報を行うか、または制度自体を廃止し、加入者が広く利用できるような健康増進策を行うべきと考えます。