活動報告チラシ【2025年2号】


25-2チラシ

3月議会中、できる日は駅でレポートをお配りしました。
25年第2号では、私たち市民に大きな影響がありそうな「JR埼京線沿線の荒地」活用について。
JRとの協議により、広大な荒地(環境空間)が40年ぶりに活用される可能性がでてきました。その活用がうまくいけば(渋谷駅の宮下公園のような)市民にとって大きな価値のある場所になり、活用がうまくいかなければ、袋小路だらけの独身向けアパート群になると思われます。
では、どうすれば活用がうまくいくのか?そのための提言を掲載しました。

今後、市民の皆様からのご意見聴取、JR側へのヒアリング、戸田市に対する政策提言を行っていきたいと思います。

YouTube更新しました!【八潮市の道路陥没事故は防げなかったか?】

1月30日の記事について、臨時で動画を出しました。
事情に詳しい専門家へのヒアリングに基づく「八潮市の道路陥没事故は、ひょっとしたら防げたのではないか?」という問題提起の動画です。
本件、まずは八潮市の事故の真相究明が待たれます。委託先の技術力に課題が無かったか、事前に察知する方法はなかったのか、といった検証です。
また、戸田市の対策としては(というかどこの自治体にとっても同じだと思いますが、)水道管・下水管の経年劣化の評価を国の基準よりも厳しい目に行っていくこと、道路下の空洞調査について委託先企業の技術力を評価した上で選定すること、中長期的には財源をしっかり確保し水道管・下水管の更新を計画通りに進めることを考えています。
チャンネル登録、高評価をお願いします!

八潮市の道路陥没事故について


1月28日、埼玉県八潮市の交差点において大規模な陥没事故が発生し、トラック1台が転落しました。現在、救助作業が続けられています(写真はイメージです)

今回、市民の方からの情報提供により、専門家へのヒアリングを行い戸田市の状況について調査しました。

道路陥没事故の防止について
・下水管の損傷その他の原因により、土砂が流出することで発生する
・道路陥没事故の予防には、路面にレーダーを照射する「非破壊検査」が有効
・検査技術を持つ企業は限られており、技術力に大きな差がある

埼玉県八潮市の交差点について
・埼玉県は2020年に非破壊検査を行い「異常なし」とされている
・しかし、4~5年の間にこれだけ大きな陥没につながるとは考えづらい
・業者選定は入札方式(金額のみで選定)。技術力に問題のある企業が検査を受注した可能性がある

戸田市について
・2019年に非破壊検査を実施。市道の幹線道路52km、発注額は約1000万円
・業者選定は入札方式(金額のみで選定)
・技術力については選定基準としていない

戸田市の課題について
・技術力を選定基準に入れた選定にするべき
・例えば、「プロポーザル方式」や「テスト方式(調査対象区間の10%程度を実際に調査させ、検出率を見る)」など

企業の技術力の違いによる、空洞の検出率の違いについては、以前に国会議員の河野太郎氏がブログに詳述しています。熊本地震後の調査で大問題になったことがあったようです。
https://www.taro.org/2017/07/被災地を食い物にする奴ら.php

戸田市においても道路陥没は人ごとではありません。実際に戸田市でも水道管の破損が起こったばかりです。単に調査をするのみならず、空洞検出率の高い企業をしっかりと選び、調査を行わなくては、大きな金額を投じても意味をなしません。
また、当然ながら、財源を確保し、老朽化した水道管、下水管の更新を進めることも大事であると思われます。

ウクライナパネル展【8月15日まで!】

現在、戸田市役所ロビーでウクライナパネル展が開催されています。
本パネル展は戸田市の平和事業の1つであり、ロシアによるウクライナ侵攻による惨劇を知っていただくことで平和について考える材料にして頂くことが目的です。

私酒井は、毎年8月に実施される平和事業にウクライナ戦争を題材とした現実の戦争に触れる機会をつくるよう要望してきました。
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22年6月質問(リンク)

1.国民保護について
ロシアによるウクライナ侵略により核攻撃や侵略の危険があらわとなった今、現実に即した実効性のある対応を。
(1)核・生物・化学兵器による攻撃に対応した備えを。
(2)民間防衛に特化した知識の普及、啓発を強化することで、市民の当事者意識の醸成を。
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従来より平和教育といえば、原爆投下や東京大空襲による惨状を示し、「戦争は悪」「だから武力がこの世に存在しない状態を目指す」といった方向性のものがほとんどであると思います。
ところが現実には、「力の空白」こそが戦争を生み出すことや、近隣諸国と比較し十分な防衛力を備え、「力の均衡」を作り出すことによってのみ平和がもたらされることが示されています。

実際に戦争が起これば、福祉も国民生活もすべて吹き飛び、多くの国民の生命・財産が失われます。それを未然に防ぐために何をすべきなのか、考えるためのきっかけとして、ウクライナ戦争は大変参考になると思います。

実際の展示を見て、あらためて戦争の悲惨さ、国土や弱い者を守るために戦うウクライナ兵の自己犠牲の精神に触れ、絶対に日本本土で侵略戦争を起こさせてははならないことや、万が一戦争となったならば絶対に勝たなくてはならないこと、それをわが国の最優先の課題としなくてはならないことなどを再認識しました。

ウクライナパネル展は8月15日まで。ぜひ皆様もご観覧下さい。
その際には、ついでに1Fで期日前投票も済ませるのがお勧めです!

川岸大型倉庫の現計画は不合理

先日(4/23)、「川岸地区の生活環境を守る会」のお招きで金野県議、会派メンバーと予定地を視察した際に見せて頂いた映像。予定地出入口を出る際に、少なくとも4人の警備員が誘導。交差点を右折する際には1名の警備員が誘導し、道幅を目一杯に使って切り返しながら約1分の時間をかけて曲がっていく様子が映っています。
今後もし倉庫の運用が始まれば、映像よりも大型のトレーラーが通行する予定となっていますが一目で無理のある計画であることが分かります。

仮にこの道路(戸二小通り)を通るにしても、道路を拡幅し、敷地角(映像では交差点左側)を隅切りして(削って)左折で通すしかない。業者側は隅切りなしで大型トレーラーが左折した場合も1度で曲がれる前提で申請しているとのことだが、とてもムリでしょう。

また、真夜中であれば本映像のように人通りも車通りも少ないが、昼間は写真の通り通学の子供たちであふれかえっている。死角の多い大型トレーラーの切り返しは、渋滞の心配のみならず人身事故の危険度も高いと思われます。

本計画は現状において危険度も高く、隅切り一つ実施しようとしない事業者側の態度は不誠実であると言わざるを得ない。蛇足ながら、当該企業はブランドマンションの開発に強みのある会社ですが、企業イメージは大丈夫なのか?他人事ながら心配である。
わが戸田の会は、菅原市長、金野県議と連携して計画の修正を図るとともに、大型トレーラーの通行そのものに制限を掛ける条例の新規制定を含む活動方針を検討しており、近く公表の予定です。

川岸の大型倉庫(予定地)を視察(4/23,24)

1.通学時間帯には多くの小学生が通ります。
2.太鼓橋(川岸橋)を渡ってすぐに出入口が設置される予定。見通しが悪く危険。このような危険性を評価し、最も安全な設計になるよう追求したいと思います。
3.実物大模型を使って説明を頂きました。
4.建設現場ゲート前。許可を取って撮影しています。
5.解体作業の進む現場。この広大な場所に大型倉庫が建設されます。
川岸2丁目(田辺三菱製薬跡地)で大型倉庫の建設計画が進んでいます。完成すれば多数の児童が通る通学路に、国内最大級の大型トレーラーが通行することになり、安全面に重大な問題が生じる恐れがあります。
 
戸田市内では、大型トラックによる多くの死亡事故が発生しています。約10年前には私たち戸田市議会の議会事務局職員が職務中、事故により亡くなっています。また、先日も現場近隣の事業所出入口近辺において、痛ましい事故が発生しました。工場や倉庫と住宅地が混在する戸田市において、大型トラックの危険を減らすことは最優先すべき重大事といえます。
 
私たち戸田の会は、これまで個人や委員会の場で、すでに会派メンバー全員が現地視察を行い、説明を受けています。今回は市民団体の方のお申し出に応じ、金野県議と戸田の会メンバーで訪問し、意見交換と現場確認を行いました。
また、その後場所を移し、戸田の会メンバーのみで今後の対応について協議。翌日には市担当者へのヒアリングを実施し、会派の方針を固めました。
 
特に、倉庫の出入口が2方向に分かれてしまうことや、せまい沿道を国内最大級のトレーラーが通るに当たっての安全確保(隅切りや拡幅)に向けた算段について、課題設定のみならず活動方針まで具体的に検討。
 
今後、長年にわたり地域に多大なる影響を及ぼす施設であるだけに、まずは死亡事故の防止、また騒音や渋滞の抑制など、近隣への悪影響を最小限にするためのベストな方法を追求するよう、菅原市長、金野県議と協力し、活動していきたいと考えております。

一般質問(6月議会)

6月議会が閉会しました。

今議会において、私の質問は下記の2つ。

1.保育施設、幼稚園等の安全対策について

市内の保育・幼稚園において、重大事故が発生しています。その原因として、日常的な安全管理の問題が指摘されており、市として一定水準を確保する必要があると考えます。また、不審者の侵入対策としても、門の鍵がかからない園があるなど、施設面での課題もご意見として頂いており、また通園・通学路の安全確保と併せ、総合的に論じました。

 

2.土地区画整理事業について

市が実施する土地区画整理事業において、全国にも例のない法令違反が判明。莫大な補償金の支払いが見込まれています。それへの対処と今後の再発防止について論じました。

 

会派の活動報告レポート原稿から、下に掲載します。

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【区画整理】 7億円超の補償が発生、費用抑制と再発防止を!

 

【背景】 新曽の土地区画整理事業区域において、建築基準法の日影規制違反が判明。全国にも例がない事案であるとの説明が担当課からあった。違法状態の是正が求められるが、予算の段階で7億1千万円という莫大な補償金の全額が戸田市の税金から支払われる。関係する地権者の皆様にご納得いただける対応が必要ではあるが、同時に、できる限り費用を抑えねばならない。

この事案のいきさつは、まず計画当初の段階で、法規違反の計画を立て、図面を引いてしまった。その後、チェックもかけず、工事の段階でも気がつかず、最終的に土地所有者に指摘されて気がついた、とのことである。担当課が今後もチェックを怠れば、同様の事案が再発しかねず、市民はまたもや莫大な補償金を負担することになる。

 

酒井 ①図面は誤って作成されたのか②他にも同様の事案はあるか③今後もチェックを行わないのか。

 

都市整備部長 ①設計方針通りの計画。誤りではない。②可能性はある。③研究してまいる。

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【保育園、幼稚園の安全管理を!】

 

酒井 市内施設で重大事故が発生。①預かり時間中の安全管理②不審者の侵入対策③交通安全。また今後は特に幼稚園の監督強化を。

 

子ども青少年部長 私立幼稚園は県の管轄だが、戸田市の子どもが通う施設。国の保育事故ガイドラインを幼稚園にも求めていく。門の施錠状況の確認等、対策を強化する。

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【ポイント】 区画整理の事案について、答弁によれば、執行部は法令違反の区画整理をしながら「誤りではない」と強弁し、またその原因となった事前のチェック不足についても「研究」という消極的な姿勢をにじませています。責任逃れに終始し、反省を次に生かさないのであれば、行政のミスや、それに伴うコストの発生は続くと思います。

一方、幼稚園の安全管理については、県の管轄であることから明確な答弁が無くてもおかしくないところですが、担当課は「放っておくわけにはいかない」との見解を示し、戸田市の子どもたちの安全を積極的に確保していこうという姿勢を見せたのは好対照でした。

交差点の安全(新曽)毎年10件の事故が発生

改選前の昨年12月議会で質問した交差点の安全について(下記リンク参照)。

議会質問

菅原文仁県議を経由し県警に問い合わせて頂いたところ、予想以上に事故が多発している交差点であることが判明。

毎年10件程度の事故が発生。しかも車どうしの事故だけではなく人身事故も毎年起こっている。事故防止の「ハインリッヒの法則」によれば、3年に1度程度の死亡事故が起こっても不思議ではない件数です。

これだけ危険な交差点でありながら、市交通当局にはこれまで危険箇所としての認識は無く、また学校安全点検(通学路の安全を毎年検証する事業)においても指摘箇所とはなっていませんでした。やはりデータで見ていく(危険個所をチェックする)ことが大事であると思います。

本交差点については、通常の対策では効果は薄いと考えます。隅切りの拡大や一方通行化、路線の一部廃止(T字路化)といった抜本対策の検討を求めていきたいと思います。既にすがわら県議が動いて下さっています。

また、こうした事故情報が県警内部に大量に存在していながら、それを有機的に生かしていく仕組みは構築されていないとのことで、意外でした。AIとビッグデータという今話題の技術を活用すれば、危険個所の洗い出しだけではなく、対策の優先順位や対策内容など、従来人手のかかる作業を自動化することで、コスト削減とスピードアップにつなげられると思います。専門家にヒアリングを行い提案していきたいと思います。

ご意見【上戸田の歩道について】

上戸田の方から頂いたご意見。市役所前からイトーヨーカドー方面の道路の歩道上に、自転車よけと思われる柱が点々と立っています。子どもや自転車がよくぶつかりけがをするとのこと。
現場は人、車の交通量が多く、子乗せ自転車や子どもの自転車も多く通ります。植栽が歩道にはみ出している個所もあったりして、すれ違いの際はかなり窮屈。また、とくに夕方以降は柱が歩道の色に溶け込み、うっかりぶつかることもありそう。
近所の方たちも柱は無いほうがいいと言っておられるそうですので、今後撤去を検討して頂くよう要望したいと思います。

議会質問

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先日の一般質問の内容について、議会だより原稿を掲載します。
上の写真は質問に関連し、半年に3件の自動車衝突事故があった危険な交差点(新曽)。事故発生データの活用により危険個所を割り出し、重大事故の予防を行うよう求めました。

駅前駐輪場「朝はパパ、帰りはママ」をみとめよ
~制度上、認められない

【吹き出し】「市民の信頼を損なう対応です」

議員:これまで何の問題もなく利用できていた、子乗せ自転車の夫婦利用、いわゆる「送迎シェア利用」ができなくなり、多くの人が困っている。正式に認めるべきだ。今年度から運営変更と料金値上げが行われ、多くの市民から厳しいお声を頂く。放置すれば、民間の力を借りて行政を効率化し、行政サービスを向上させる、戸田市の試み全体に対して悪影響が及ぶ。

市民生活部長:制度上、認められない。

議員:条例を改正すれば困っている市民が助かるのに、何もしないまま8か月も放置する等、行政の姿勢として大変不適切である。

戸田東小中の一貫校設立について

議員:①効果の高い小中一体の運営を②市内全小中学校の小中一貫化を③建て替えを機に、学童保育から、全児童を対象に生活の場を提供する新たな事業への転換を④利用効率に優れる温水プールの導入を。

教育部長:①学校規模や規制等の課題がある②着実に進めていく③④今後検討する。

その他の質問

Q:交通事故の防止に新しいアプローチを。

A:事故発生データ提供を蕨署に申入れる。