快挙!ムダなハコモノ計画の見直し【9月議会報告①】

不合理なスポーツセンターの修繕計画が進行する一方で、不合理な公共施設の修繕計画が1つ、撤回されました。
酒井が1年間、提言を続けてきた市保有の特養「戸田ほほえみの郷」の修繕計画コストは、試算時15億円、その後の計画では最低30億円と倍増。
さらに、現状の「戸田ほほえみの郷」の建物は、外見を重視した特殊な構造であるため、機能性、安全性に大きな課題があり、多額のコストをかけても、介護環境は改善されません。
(詳細はぜひ、酒井いくろうウェブページ掲載のチラシをご覧ください↓)
そこで酒井は、修繕プランに反対し、建て替えや延命修繕(短期の延命を目的とした、最低限の修繕)の選択肢を検討することを提言。昨年9月の議会質問を皮切りに、毎議会ごとに(全面中止となった3月を除く)4回にわたる議会質問を始め、この1年間活動してきました。
事態はその後、紆余曲折を経て、検討期間の延長、検討委員会の設置と進み、今議会の質問では「抜本的な見直し」、「選択肢の出し直し」が明言されました。
まだまだ気は抜けませんが、私の知る限り戸田市において1度決まったハコモノ計画を撤回した例はありません。菅原市長の決断は大きな苦汁を伴うものでしたが、市民負担をおさえ、市民便益を確保しうる快挙と言えます。
ご存知の通り、通常、行政で1度決まった計画を修正するのは大変困難です。しかし、今回のように皆様のご協力があればそれも可能です。
スポーツセンターの見直しについても、菅原市長の決断を後押しするためには、市民の皆様のご協力がどうしても欠かせません。今後は宣伝活動に加え、署名運動の実施も検討しています。皆様のご賛同、拡散をお願いいたします。

活動報告チラシ「市民の意思を第一に。」【2020年度第1号】

(クリックで拡大します)

年初に活動報告チラシ「市民の意思を第一に。」【2020年度第1号】を発行。直後からコロナ問題が激化したため、ウェブページ上では紹介が遅れていました。
本号はムダを削減し、重要課題(長寿社会のまちづくりや医療、教育、子育て分野など)への投資を提言しております。その後のコロナ問題により状況は変わり、積極的な投資よりも、まずはコロナ問題への対応や次の感染拡大、地震や洪水への備えとしての基金(貯金)積み立てに注力せざるを得ない状況となっています。
正しく状況を判断し、時宜にかなった修正を政策に加えていくことが大切だと考えます。

今号の内容

  • 行政を効率化し、重要課題への投資を!
  • 市保有の特養「戸田ほほえみの郷」の修繕計画は撤回を!
  • 医療政策を改善し、市民の命と健康を守れ!
  • 授業効率のアップで学力向上を!学校プールの授業効果改善を!

 

【この問題に注目してください!】老朽化したスポーツセンターの更新・運営コスト


【議会質問の配布資料 PDF】

Facebookに掲載した、老朽化したスポーツセンターの更新・運営コストについての続報です。9月7日(月)、本件について議会質問を行い、12の問題点を指摘しました。下記に速報として議会だより原稿と、質問時に配布した資料を掲載します。
15年で25億円もの追加コストが見込まれる、不条理な計画の撤回には、皆様のご協力が必要です。ぜひご確認の上、ご賛同下さい。

(酒井)スポーツセンター老朽化に伴う修繕等は、当初の試算とくらべて大幅にコストが膨らんでいる(プールの建替は8億の試算が15億、体育室等の修繕は16億の試算が35億円)。
そもそも現在の計画は、資産価値や補助金を考慮しない、誤解を与える試算に基づき決定されたものだ。現状の金額で計算し直すと、15年間の長期コストは、現在の修繕計画80億円のところ、建替ならば55億円で済む。
また、修繕であれば、少なくとも1年以上の施設閉鎖が見込まれるところ、建替ならば施設を利用したまま実施できる。
さらに、現状のスポーツセンターは、真四角のダイヤ型を横に2つ並べたような特殊な構造、配置となっており、デッドスペースが多く、土地利用効率は低く、管理費は高く、修繕費用の高騰にもつながっている。内容も時代に合わない。

(市民生活部長)コスト削減に配慮しつつ予定通り進めてまいる。

(議員)コスト削減で抑えられる金額は微々たるもの。コロナ問題への対応により大幅な悪化が見込まれる市財政の再建が必要な現在、計画は見直すべきだ。