1/30(土)、議員年金の廃止をうったえるデモに参加しました。
私は、議員年金には反対です。
ご参考:
https://sakai-ikuro.com/archives/2009/02/post_256.html
私は、議員年金が特権的なものだとは思いません。
JALの報道で明らかになったように、一般企業のなかには議員年金よりもはるかに有利な年金制度をもつ会社もあります。
それでも、わが国の財政破綻は目前。
国民が痛みを分かち合わなくてはいけない時代に、政治家が率先して負担を引き受けていかなくては、国民は納得できないでしょう。
――― * ――― * ――― * ―――
さて、今日のデモは地方議員と市民有志によるものです。
デモ参加は約15年ぶり。大学生のころに、自分が住んでいた学生寮(駒場寮)の廃寮反対デモに参加して以来。
あのころを思い出して、わくわくしてきました。
知り合いの議員さんも4,5人来ていました。
一緒に行った議員さんがたくさん写真を撮ってくれたので、珍しく掲載しながらデモの様子を紹介します。
新宿西口に11時集合。
こんな即席ポスターをかかげて歩きました。
ニッポン 大切
ネンキン 反対
一生、戸田。
デモのコツは「遊び心」だと思います・・・
うしろに写っているのはお巡りさん。
きちんとデモの届け出を行うと、交通整理のためお巡りさんが出動してくれます。
今回も、1台の防弾車両と10名前後のお巡りさんが出動。デモ1回に多額の税金が使われることになりますが、規則なので仕方がありません。
新宿の街中を、シュプレヒコールを上げながら粛々と歩いていきます。
議員年金を廃止しよーう!
多額の税金投入は許さないぞー!
今回のデモの趣向は「タスキ・デモ」。
自分の名前が入ったタスキをかけて街中を歩くのは、相当恥ずかしい。
しかし、ここまできたらやるしかない。半ばやけっぱち(^^;
――― * ――― * ――― * ―――
デモに参加した議員さんたちは、自ら有利な年金を放棄しようとしている「変わり者」。
私個人としても、自分の権利を主張したいのは山々ですが、それよりも世の中を「あるべき姿」にしていくことを優先したいと思っています。
ちなみに今日のデモの模様は、テレビのニュースで流れたそうです。
2010年1月
きょうの一言②
「地方の意見は関係ない」 官房長官が外国人参政権問題で(産経ニュース;2010. 1/27)
地方議会や国民からの反対論が根強い「外国人参政権」に関する、官房長官からの公式な発言。この発言に対する訂正は、特に無いようです。
官房長官と言えば、「政府報道官」(スポークスマン)として政府の公式見解を発表するのが役割。「地方分権」をうたった民主党のマニフェストがまやかしであったことを自ら示しました。
ところで「外国人参政権」についてですが、私は反対です。
外国人にわが国の政策の決定権を与えてどうするというのか。
「地方選挙への参政権だけ」であっても、国政選挙が地方議員による票の取りまとめに大きく左右されるのは、ちょっと政治を知っている人なら常識。
つまり、間接的に国政にも影響力が行使されるということです。
これでは、わが国の国益が守れるはずがありません。
地方議員として、反対の行動をとっていきます。
同じ産経ニュースに、こんな記事も見つけました。
(以下抜粋)
――― * ――― * ――― * ―――
外国人参政権 「国籍取得が前提」97% (産経ニュース;2010. 1/28)
今回のテーマ「外国人参政権」について、26日までに2万4869人(男性1万8710人、女性6159人)から回答がありました。「参政権付与は憲法違反と思う」「参政権は国籍取得が前提」は9割を超えました。
(1)参政権付与は憲法違反と思うか
YES→97%、NO→3%
(2)納税は参政権の根拠になると思うか
YES→4%、NO→96%
(3)参政権は国籍取得が前提と思うか
YES→97%、NO→3%
チラシ配布①1/29(金)
戸田駅西口南側(パン屋さん前)で朝6:30~8:30に実施。
用意した110部が全部なくなりました。
受け取って頂いたみなさん、ありがとうございました。
チラシを読んで下さったり、「がんばって」と声をかけて下さるのは、本当に活動の力と自信になります。本当に、「がんばってやっていこう!」という気になります。
今後さらにチラシの内容や、活動の充実に努めますので、これからもよろしくお願いします。
建て替え?耐震化?。。。市庁舎の大問題②--【今月のボツ原稿】
7月にシリーズ①を掲載した後、市庁舎の耐震化問題について更新しませんでした。
ご参考:
https://sakai-ikuro.com/archives/2009/07/post_314.html
その理由は、庁舎問題について特別委員会(特別委員会=特定の案件について、必要の都度、臨時的に設置される委員会)が設置され、集中的に審議されることが決まったため、その場で新たに提出された資料などを見極めたかったというのが、1つの理由です。
特別委員会の場で提出された資料などを元に、①建て替えた場合、②免震補強により耐震化を行った場合、の2通りのコスト計算をし、優劣の比較を行いました。
その結果をチラシにし、市民のみなさんのご意見をお聞きしようと思ったのですが、次の2つの理由で取りやめました。
①これまでに市内の数十人の方にお聞きしたところ、ほぼ全員が「免震補強」、または「耐震化は不要」とのご意見だったため、アンケートを行う意義が薄いと判断。
②特別委員会でも昨日(1/28)、「免震補強が適当」で全会一致となり、優劣の結論が出たため。
発行を予定していたチラシのボツ原稿は、こちらです。
ファイルをダウンロード
活動報告チラシ【2010年1月号】
ファイルをダウンロード
議席をお預かりして約1年。
今号は、1年間どのような活動をしてきたのか、ダイジェスト版でご報告します。
【1/23(土)早瀬の方からご要望】
午前- 会合に出席
午後- チラシ配布、ヒアリング(@早瀬)
午前中は、市内で教育についての会合に出席。
小学校の二学期制についてディスカッションを行い、非常に有益でした。
午後からは早瀬でチラシの配布&ヒアリング。
早瀬は荒川沿いの工場が多いエリア。最近は新しい住宅も増えてきていますが、まだまだ民家はまばらです。
そんな早瀬の住民の方々から、いくつかご要望を頂きました。
①公園が少ない、笹目川沿いを公園として整備してほしい
早瀬は民家が少ないせいか、住民用の施設がやや未整備な気もします。
公園は、早瀬1丁目に早瀬東公園、また早瀬会館横の広場がありますが、どちらも利用者は少ないように思います。
早瀬東公園。
こじんまりとした普通な公園。
トイレは簡易トイレ。シニアの方や障がいのある方には使いづらいです。
こちらは早瀬会館横の広場。
「早瀬簡易児童遊園地」といいます。
狭くてこじんまりしてて、「ひみつの裏庭」のような趣。
学校帰りにないしょ話かなんかするのによさそう。
笹目川沿いの広い歩道。
たしかにあとほんのちょっと整備すれば、気持ちいい散歩道&公園になりそう。
早瀬の公園不足を補うのにちょうどいい気がしますね。
公園の整備について調べ、必要があれば活動していきたいと思います。
②氷川町通りの歩道橋(笹目南町)について
・歩道橋の下を歩いている人が多い
・歩道橋の前後に信号が少ない
特に、通勤・通学時間帯は歩行者が多く、危ないそう。
歩道橋の上を小学生が通行する一方、歩道橋の下の道路を大人が横断しているそうです。
似たような例は、17号沿いの下前近辺の歩道橋でも見られます。
この場所です。
自動車の通行量が多くトラックも通るため、万一事故になれば死亡事故になるかもしれません。
歩道橋で歩道がふさがれ、通行しづらくなっています。
歩道橋の前後の写真。
横断歩道はかなり遠い。地図で見たところ、前後400mは信号がありません。
これでは足の不自由な方は生活できません。
自動車の交通量が多いため、信号機の増設が難しいのだと思われます。
朝のラッシュ時に再度状況を確認後、有効な手だてがないか調査を行います。
【1/22(金)戸田ヶ原ヒアリング】
10:00- 議会だより編集委員会
14:00- ヒアリング(戸田ヶ原自然再生事業について;@埼玉県生態系保護協会)
16:30- うち合わせ
今日のメインイベントは、戸田ヶ原再生事業についてのヒアリング。
これまで何度かウェブページでも扱ってきたとおり、酒井はこの事業に並々ならぬ関心を持っています。
ご参考:
予定地・見学レポート
https://sakai-ikuro.com/archives/2009/11/post_335.html
「田島ヶ原」見学レポート
https://sakai-ikuro.com/archives/2009/10/post_334.html
文教建設委員会での説明
https://sakai-ikuro.com/archives/2009/09/post_333.html
果たして、戸田市のコミュニティ再生の切り札となるのか?
あるいは、税金のムダ遣いに終わるのか?
現在まで市執行部から提出された資料が少ないこともあり、現時点では判断がつけづらい状態です。
そこで今日は、事業の立案を委託している埼玉県生態系保護協会に個人的に申し込み、ヒアリングをさせて頂きました。
戸田ヶ原の自然は、本当に再生する価値があるのか?
人工的に作った湿地は「自然」なのか?
成功する見込みは?
コストは?
他の目的での土地利用の可能性は?
・・・聞きたいことはたくさんあります。
さて、協会本部のある大宮駅近辺のビルへ。
ヒアリングの中で、次のような説明を受けました。
・戸田ヶ原の再生は、利用価値の面からも、自然保護の面からも、価値の高いものであること。
・再生された自然は当然、人工的なものだが、再生した後はなるべく人の手を入れずに維持できるものにすること。
・コスト面は、自治体でムリなく負担できるレベルの計画とすべきこと。
特に印象的だったのは、市民にとっての利用価値について。
ボランティアを地元で気持ちよくやれる場所として、またシニアの方や子どもの散歩や自然学習の場としての価値。
しかも、現在は有効活用できていない、今後も活用しづらいエリアを利用するため、資産の有効活用にもなる。
ジョギングやサイクリングの利用者との住み分けをうまく行えば、共存もできそう。豊かな自然の中を走るのは、気持ちよさそうです。
――― * ――― * ――― * ―――
今日のヒアリング全体として、非常に良い印象を持ちました。戸田ヶ原の自然には価値があり、将来にわたって楽しめる夢のある事業になりそうです。
上記「ご参考」の記事をお読みいただけば分かる通り、私は計画に対して「慎重」「懐疑的」でしたが、今日のヒアリングでやや「賛成」に傾いた感があります。
あとはコストですね。今後の計画を厳しくチェックし、最終的に賛否を判断したいと思います。
1/21(木)元気いきいき教室
上体をひねる運動をしているところです。
今日はコンパル(笹目コミュニティセンター)で開催されている、介護予防のとりくみ「元気いきいき教室」を見学させてもらいました。
この事業は、介護保険法の地域支援事業「通所型介護予防事業」に位置づけられているとのこと。
医師により「介護予防の実施が適当」と判断されたシニアの方のうち、本人の希望のあった方を対象としています。
平均年齢は75歳。中には90歳近い方も参加されています。
今回はまだ3回目ですが、3か月のプログラムが終わるころには体が動きがよくなる、腰の曲がりが直る、さらには若返る、などの目に見えた改善があるそうです。
最初のうちはみなさんやや緊張気味のようでしたが、インストラクターさんが冗談や世間話を交え、参加者のみなさんを乗せていきます。
事業を委託している民間の業者さんの方だそうですが、上手ですね…!感心しました。
1時間半のクラスの後には体を動かした後のさわやかな笑顔に。周りの方たちと冗談を言い合ったりするなど、同じ方たちとは思えないほど若やいで見えました。
普段はテレビの前でじっとしているみなさんだそうです。こうしてクラスにやってきて体を鍛え、出歩けるようになる。そうなれば、周りの人と少しづつでも関わりを持てるようになる。
独居世帯や、老老世帯のシニアの方にとって、これは幸福度(QOL=クオリティ・オブ・ライフ)高そうですね。
介護予防の第1の目的は本来、「自治体の介護予算が抑えられる」ということですが、もう1つの目的「シニアの方が元気でいられる→好きなことをやっていられる期間が延びる→幸福度が大きくアップする」ということもとても大事だと思います。
シニアのみなさんには、何歳になっても「やればできるんだ」ということを、改めて見せて頂きました。現在は、活躍する場が減ってきているだけなのです。
今後は、介護予防を卒業し、出歩けるようになったシニアの方が活動できる場をいろいろと用意していきたいですね。
「シニアの方が活動する場」
前の記事「1/21(木)元気いきいき教室」の中の、「シニアの方が活動する場」についてです。
現在は各地域や福祉センターの講座・サークル活動、老人いこいの室などありますが、私からも2つほど提案したいと思います。
①シルバー人材センターの拡大
わざわざ予算をかけなくても、元気なシニアの方の介護予防には、それぞれのペースで働いて頂くのが一番。生きがいやマンパワーの活用などの意義も大きいです。
それには、シニアの方の就労の受け皿「シルバー人材センター」の業容を拡大するのがてっとり早い方法です。
私は、市から業者に委託を行っている事業のうち、シルバー人材センターや障がい者施設で担当できそうな業務は、できる限り委託をしていく、という方法が良いと考え、議会でも取り上げています(平成21年9月議会)。
②シニア公園の設置
シニアの方が、腰痛や肩こり予防の体操器具で運動をしたり、サークル活動を行ったりするための公園の設置です。
介護予防の先進国である中国にはこうした公園があり、多くのシニアの方が思い思いの活動をしています。
今後の戸田市では、日本最速クラスのスピードでの高齢化が予想されています。将来は戸田市でも、こんな公園が必要になってくるのではないでしょうか?
【1/19(火)さすが日本一】
10:30- 会派勉強会&会議
13:00- 視察(千代田区・温暖化対策について)
17:00- 意見交換会
今日は午後から「県南都市問題協議会(戸田、川口、鳩ヶ谷、蕨の4市共同の研究会)」視察で千代田区へ。
ホテルか一流会社の受付のようなエントランスです。
千代田区の温暖化対策について、わかりやすく説明を頂きました。
これまた一流会社のプレゼン室のようです。
議会は最新設備。
賛成/反対は手元のボタンを押して行います。
結果は即座に、議場正面の大型ディスプレイに表示されます。
区役所1Fエントランスの一番目立つところに、障碍者のパン屋さんと喫茶店「さくらベーカリー」があります。
3Fにも障碍者の作業所があるとか。
障がいのある方の就労機会の拡大に取り組んでいる酒井としては、はっきり言ってうらやましい。
区内の一等地で障碍者が健常者と同じように仕事をし、ここでは差別のない社会(ノーマライゼーション)が実現されています。
――― * ――― * ――― * ―――
さて、温暖化対策で千代田区は2020年までにCO2を25%削減すると公約しているとのこと。
実現するには当然、相当な無理をしなくてはならないようです。
省エネ化の補助に莫大な税金を投入、また企業にも相当な負担を求めることになるでしょう。
千代田区は徴税額日本一。日本全体の国税の11%が、千代田区で徴収されているそうです。
潤沢な予算があるからこそできる施策と言えそうです。
他の市町村で同じことをやろうとすれば、その多くで財政は破たん。
大幅な増税、また医療や福祉や教育など公共サービスのレベルダウンは避けられません。
それに目をつぶってでも、全国で同じことをやるのか?
きちんとした議論が、国レベルでも市町村(戸田市も含め)レベルでも、ほとんどなされていないことこそ最大の問題であると、酒井は考えています。