市政功労者を推薦

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毎年秋ごろ「戸田市表彰」が行われます。今年は市政50周年ということで該当者の推薦を募っていますが、私は郷土史に当たる中で知った、金森誠之氏(故人)を推薦しました。

金森氏(1892-1959)は内務官僚で河川技術者。発明家、映画人でもあった多才な人です。戸田市の都市整備に大きな功績があり、今の戸田市の形は金森氏によってもたらされたと言っても過言ではありません。

1940年に開催が予定されていたオリンピック東京大会の漕艇会場として「戸田村」を提唱。同大会は中止となったが漕艇場計画は生き残り、後任者により「戸田ボートコース」として完成されました。また、戸田土地区画整理、荒川の水が菖蒲川に逆流するのを防ぐ「三領水門」排水工事などで中心的な役割を果たしたそう。急速に都市化する戸田市内で行われた三つの大事業を立ち上げ、短い期間で完成に導いたのは、金森氏の力に負うところが大きかったといわれます。

このように、現在の戸田市に多大な貢献をしたにも関わらず、その名は私たち市民の間にほとんど知られていません。戸田市の大恩人を顕彰し、後世に伝えていきたいと考えました。市政50周年という節目の年に、これほどふさわしい表彰受賞者は、私の知る限り他にいません。選定されるよう願っています。

参院選が終了

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昨日は参院選の投票日。途中までは波乱のにおいもあるように思いましたが、終わってみればほぼ各テレビ局・新聞の調査通りの結果。昨今の世論調査はよく当たるなと感心します。
今回戸田市の投票率は49.71%。前回の48.86%からは微増となりました。しかし、全国平均を見ると54.70%と前回比2.1%増。投票率も前回比も戸田市は下回っています。

さて、戸田の会では、今回の選挙においても「投票率向上キャンペーン」を行いました。「棄権することなく投票所に足を運びましょう」という呼びかけや、便利な期日前投票の活用などを訴える駅頭活動に対しては、チラシを受け取ってくださる方も多く、反応はまずまずと感じました。それでも投票率の向上に大きく貢献できなかったことに関しては、改善を加えていく余地があると思っています。

良くも悪くも、すべての政治家にとって一番の関心事は選挙です。政治家を住民のために働かせるためには、住民一人一人が投票に行くことで、「多くの住民が政治家を監視している」ことを示すしかありません。必ず一票を投じ、少しずつでもこの町の、この国の政治を良くしていきましょう。