一般質問(6月議会)

 

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6月議会が閉会しました。
今議会で私が行った一般質問は、下記3点。

1.補助金等の確保について
2.がん検診の検査内容について
3.自殺対策について

1「補助金等の確保」について。戸田市において、国県補助金等のもらい漏れが発生している。特に、1億円以上の財源逸失につながった福祉事業における事例(私の指摘で是正)を取り上げ、今後の補助金確保のための対策について質しました。

2「がん検診の検査内容」について。市が提供するがん検診の中には、効果の薄いものがある一方、効果の見込めるものが検査対象外となっている。検査内容の選定理由やその基準があいまいであるため、見直しを提案しました。

3.「自殺対策」について。市内の年間自殺者数は、平成21年の37人をピークに、平成25年は20人、平成26年は16人と、激減しているが、状況は決して楽観できないと考えられる。今後の対策について提案しました。

無題
【自殺者減は、リストラ、失業等、中高年の経済問題の改善が要因か…好景気の今こそ、自殺対策の強化を!】

議会だより原稿を下に掲載します。
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「国県からの補助金の逸失防止は」
「業務の内容を把握し、確保に努める」

議員:国県からの補助金の逸失、つまり得られたはずの補助金が得られない事態が発生している。地域包括支援センター運営に対する国県補助金等においては、過去6年間で約1億円に上る逸失があった。本件は、H23年に私が一般質問で取り上げ、総合的に検討する旨の答弁を受けている。その際に対応していれば、少なくともその次年度以降の3年間、約五千万円については確保できたはずである。また24時間介護定期巡回事業においては、当て込んでいた補助金の確保ができず、当初予定の平成27年当初からの事業開始が後ろにずれ込む状況となっている。これら事例において、実際に大きな金額の財源逸失や、市民サービスへの悪影響が出ているにも関わらず、原因究明や今後の再発防止についての検討が不十分だ。財源厳しい折、同じことが今後も起こるのは防がなくてはならない。また、職員に対する啓発だけではなく、研修やデータベース化等、事例の共有により組織として取り組むべきだ。

福祉部長:業務の内容を把握し、確保に努めたい。

議員:市内の自殺者数が半減している。しかし、減少の要因は景気回復に依る部分が大きく、気を抜けば次の不況時に元通りになりかねない。警察や病院と連携しての対策強化など今こそ取り組むべき。

福祉部長:総合的に事業を推進してまいる。