上体をひねる運動をしているところです。
今日はコンパル(笹目コミュニティセンター)で開催されている、介護予防のとりくみ「元気いきいき教室」を見学させてもらいました。
この事業は、介護保険法の地域支援事業「通所型介護予防事業」に位置づけられているとのこと。
医師により「介護予防の実施が適当」と判断されたシニアの方のうち、本人の希望のあった方を対象としています。
平均年齢は75歳。中には90歳近い方も参加されています。
今回はまだ3回目ですが、3か月のプログラムが終わるころには体が動きがよくなる、腰の曲がりが直る、さらには若返る、などの目に見えた改善があるそうです。
最初のうちはみなさんやや緊張気味のようでしたが、インストラクターさんが冗談や世間話を交え、参加者のみなさんを乗せていきます。
事業を委託している民間の業者さんの方だそうですが、上手ですね…!感心しました。
1時間半のクラスの後には体を動かした後のさわやかな笑顔に。周りの方たちと冗談を言い合ったりするなど、同じ方たちとは思えないほど若やいで見えました。
普段はテレビの前でじっとしているみなさんだそうです。こうしてクラスにやってきて体を鍛え、出歩けるようになる。そうなれば、周りの人と少しづつでも関わりを持てるようになる。
独居世帯や、老老世帯のシニアの方にとって、これは幸福度(QOL=クオリティ・オブ・ライフ)高そうですね。
介護予防の第1の目的は本来、「自治体の介護予算が抑えられる」ということですが、もう1つの目的「シニアの方が元気でいられる→好きなことをやっていられる期間が延びる→幸福度が大きくアップする」ということもとても大事だと思います。
シニアのみなさんには、何歳になっても「やればできるんだ」ということを、改めて見せて頂きました。現在は、活躍する場が減ってきているだけなのです。
今後は、介護予防を卒業し、出歩けるようになったシニアの方が活動できる場をいろいろと用意していきたいですね。