いきさつの前に、リサイクル・フラワー・センターとはどんな施設かレポートします。
リサイクル・フラワー・センターは、家庭生ごみをたい肥に変え、花の苗を生産する施設。
ゴミの減量が図れるだけでなく、生産業務を障がい者施設やシルバー人材センター、NPOなどに委託することで、障がい者・シニアの方の雇用の受け皿となります。
平成20年実績で、290世帯分の生ごみを再生。また、障がい者15名、シニアの方3名の雇用を創出します。
市職員の発想から生まれた画期的な施設であり、日本国内だけでなく、海外からも多くの視察を受け入れています。
建設中は何度も足を運びましたが、完成した施設を見るのは今日が初めて。
開園式に早めに行って見学した模様を、写真入りで紹介します。
戸田市の北のはずれ、殺風景な工場地帯に立地する「蕨戸田衛生センター」(ゴミ処理場)内にあります。
明るくてきれいな温室が3棟、ならんでいます。
職場環境は良好なようですね♪
きれいな花苗!
家庭で作った「たい肥」バケツ一杯分と、花苗24鉢を交換してくれます。
元は生ごみだったことを考えれば、すごいお得感ですね!驚きました。
センターの周囲にはビオトープ(自然環境を再現した箱庭)が作られ、近隣住民の憩いの場となることが期待されています。
残念ながら、今まで近隣住民にとっては「迷惑施設」でしかなかった衛生センターですが、これからは誰もが行ってみたい施設への転換を目指します。