会派(平成会)で、移動プラネタリウム「星空の宅配便」を見学に行きました。
プラネタリウムは「こどもの国」にありますが、こどもの国の建て替えに伴い廃止となります。
新たに建て替えると5億円もの費用がかかるとのこと。
会派メンバーが代替案を検討し、浮上したのがこの移動プラネタリウムです。
場所は県内の小学校。授業の一環としての実施。
高さは4m。体育館ならラクラク入る大きさです。
サイズはやや小さくとも、本格的なプラネタリウムが楽しめます。
それに、何といっても学芸員の木村さん(写真左端)のプログラムが面白い。
5月の星座のほか、タイムリーな日食・月食のプログラムに小学生はみんな大喜び。
これをきっかけに、天体に興味を持つ子供も多そうです。
私ら中年が見ても非常に興味深く、会派メンバー全員、食い入るように見ていました。
木村さんによれば、プラネタリウムは施設よりもプログラムがポイントだとか。
プラネタリウムを実施する時期と場所にあわせた星空になるよう作りこみ、熟練のトークでガイドするから面白い。
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さて、戸田市の話です。
各小学校でこどもの国のプラネタリウムを見学する場合、バスで移動すれば1台約6万円。
徒歩なら0円ですが、大人数での移動は交通事故が心配です。
時間的には、往復時間を考えれば2時間はかかります。
授業時間が不足がちの昨今、移動時間で1時間のロスは痛いはず。
学校までプラネタリウムを出前してくれて、通常の授業1時間分にまとめて実施してくれるのは、かなり助かるのでは。
移動プラネタリウムの1人あたり料金は500円。
1学年1200人として、1年あたり60万円。
これはこどもの国に新設した費用と比べると、約800年分。
しかも、建物のメンテナンスや、タイムリーなプログラムの作りこみ、子どもの興味をそそるガイド…などと考えていくと、とても1人当たり500円ではやれません。
授業以外や小学生以外が見たい場合は、さいたま市や川口市など、近隣の施設に行けばOK。
総合的に考えて、新たに5億もの借金をこしらえてまで常設のプラネタリウムを新設する必要はどこにもありません。
見学の帰り道、会派メンバーで以上のような話をし、「プラネタリウムは出前が妥当」という結論になりました。