こんな活動やっています②【手続きの改善】

私は戸田市役所の窓口が嫌いではありません。職員の方は親身で、また利用者を「お客様」と呼ぶなど、一部「過剰なのでは?」と思うほどていねいな応対。実は、私が戸田を好きになったきっかけも、窓口の職員の方が親切だったことです。
そんな窓口手続きにも改善すべき点があることを知ったのは、市民のAさんとのメールのやりとりからでした。
Aさんが、ある申請の手続きをしようとしたところ、次の書類を要求されたそうです。
①申請書 ②戸籍謄本(450円)③住民票(200円)④改製原戸籍謄本(750円)⑤銀行通帳 ⑥年金手帳 ⑦印鑑 ⑧身分証明
②③④は市役所内で発行している書類です。つまり、役所内のある窓口で発行している書類を、別の窓口が要求する、ということが行われているということ。当然、書類を取得する手間や、発行手数料(合計1,400円!)がかかります。
さっそく調査を行ったところ、市役所の44種類の申請でこうした書類を要求しており、年間5,000件以上の手続きが行われていることが分かりました。
ヒアリングを行ったところ、改善は十分可能と考えられたため、3月議会において一般質問を行い、執行部から全庁的な課題として研究する旨の答弁。またその後(非公式ながら)、前述Aさんにご指摘頂いた手続きについては改善できそうである旨、回答がありました。
手続きで融通のきかない様は、「お役所仕事」の言葉通り、役所への不満の象徴です。気付いてしまえば「なんで今までこんなだったの?」というようなことですが、お役所の常識にとらわれず、素直に指摘したことが改善につながりそうであることに、小さな手応えを感じました。
ウェブページ読者のみなさんも、行政の仕事で「これはおかしい」と感じたことはありませんか?もし何かあれば是非、酒井にお知らせください。