この秋、市当局により自殺予防週間に合わせたキャンペーンが実施されました。
(前の記事に掲載のとおり、戸田市のキャンペーンに合わせて私も駅頭での広報活動を実施しました)
春の自殺対策強化月間、秋の自殺予防週間に合わせたキャンペーンの実施は、これまで私が議会で訴えてきたことなので、今回の試みは大歓迎です。
その内容をご紹介します。
①図書館における「自殺対策本の特設コーナー」設置
市図書館は月替わりで特設コーナーを設置しています。
その9月のテーマを「自殺対策」にして下さいました!
6月議会で要望したのに対し即決して下さり、逆に驚きました。
臨機応変な対応に感謝です!
自殺対策の担当部局は福祉部ですが、図書館を管轄するのは教育委員会。
特設コーナー設置に当たっては、担当部局を越えてアイデアを出し合い実施されたそうです。
部局を越えた連携に賛辞を贈りたい!
こちらのコーナーです。
啓発ポスターや相談窓口の広報、チラシの配布なども同時に行っています。
ところで、図書館での広報は非常に効果が高いそうです。
それは、図書館は失業者などの居場所がない方(つまり自殺リスクの高い方)が集まり易いこと、また一般の利用者も「何かを読もう」と思って来る方が多いことが理由とのこと。
また、特別に予算がかかる事業でもないため、コスト・パフォーマンス(費用対効果)は非常に高いと思われます。
②自殺問題の講演会
自殺予防の啓発のための市民講座が実施されました!
内容は、悩んでいる人を支えている家族・友人の方を対象とした、自殺予防の基本と、すぐに役立つ対応方法についての講演です。
市民大学の認定講座としたこともあり、市職員の方を含め、聴衆70名の盛況となりました。
(※ 市民大学は、戸田市民を対象とした公開講座です)
③広報とだへの掲載
「あなたの大切な人、元気ですか?」と題した1ページ全面の特集記事が、広報とだ9月1日号に掲載されました!
内容は相談窓口の紹介や、自殺予防の方法などです。
従来、自殺問題の啓発はポスターの他、置きチラシ(市役所などに置いてあり、自由に持ち帰りできるチラシ)、市民講座などにより行われてきました。
これらの方法は、一部の方の目には触れるのですが、多くの方の関心を高めるには不向きでした。
しかし、市内の約7割をカバーする「広報とだ」に掲載されることで、従来よりもさらに多くの方の目に触れることになったと思われます。
ところで、この記事の隅に、気になる部分が…
相談支援マスコットの「ミミィ」というのだそうです。まさか相談窓口のマスコットまで作ってしまうとは…(゜o゜)!
福祉保健センターの、相談支援に対する並々ならぬ意欲の表れであると良いなあ、などと思います。