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金森誠之氏(故人)、市政功労者に決定

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先日、市政50周年の「戸田市表彰」に推挙させて頂いた、金森誠之氏(故人)の受賞決定通知を受け取りました。近代日本史上の偉大な先人であり、戸田市への歴史的な功労者を、戸田市の記念日に推挙させて頂く栄誉が誇らしい。興奮しました。7月の記事を再掲させて頂きます。
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金森氏(1892-1959)は内務官僚で河川技術者。発明家、映画人でもあった多才な人です。戸田市の都市整備に大きな功績があり、今の戸田市の形は金森氏によってもたらされたと言っても過言ではありません。

1940年に開催が予定されていたオリンピック東京大会の漕艇会場として「戸田村」を提唱。同大会は中止となったが漕艇場計画は生き残り、後任者により「戸田ボートコース」として完成されました。また、戸田土地区画整理、荒川の水が菖蒲川に逆流するのを防ぐ「三領水門」排水工事などで中心的な役割を果たしたそう。急速に都市化する戸田市内で行われた三つの大事業を立ち上げ、短い期間で完成に導いたのは、金森氏の力に負うところが大きかったといわれます。

このように、現在の戸田市に多大な貢献をしたにも関わらず、その名は私たち市民の間にほとんど知られていません。戸田市の大恩人を顕彰し、後世に伝えていきたいと考えました。市政50周年という節目の年に、これほどふさわしい表彰受賞者は、私の知る限り他にいません。選定されるよう願っています。

県学力テストで判明

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6月議会質問でとりあげた県学力テストについての記事をご紹介(9/10毎日新聞朝刊)。テストの結果、中学入学直後の学力の伸びが最も低かったとのこと。中学入学による環境変化が「中1ギャップ」として暴力や不登校のみならず、学力にも多大な悪影響を与えていることがデータとして裏付けられました。

戸田市では、遅ればせながら小中一貫化の導入が決定しました。「中1ギャップ」解消が期待されますが、目に見える改善につながるよう、内容を注視していきたいと思います。

都知事選は小池氏が当選

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昨日投開票の東京都知事選は、小池百合子氏が当選。大組織からの厳しい締め付けを受けながらの大差勝利は、選挙終盤になっても一部新聞の「小池・増田が接戦」という不可解な世論調査も発表される中で、最終的には大組織の全面支援を受けた増田候補を大きく突き放しての「地すべり的勝利」となり、有権者の多くが主体的に小池氏を選んだ構図が見て取れる。近年まれにみる爽快な勝利と感じました。安倍政権下で存在感の薄れる一方だった保守改革派による反攻のきっかけにできるか。

この選挙では、都議会の利権政治への対応が最大の争点になりました。利権政治は都道府県議会が一番ひどいという評判であり、中でも都議会を頂点とする東京都は最悪、などという話も聞きます。都内各区市町村、近隣各県、特に埼玉県議会には、今回の選挙結果が波及してくるのを恐れる現職議員も多いはず。今回の選挙結果、今後の都政改革のゆくえは、戸田市にも影響します。その風をとらえ、風を起こしていきたいと思います。

さて今回、有権者は改革を断行し、ウミを出し尽くすことを選択したことになります。正常な都政運営を取り戻すには欠かせない作業ですが、都政改革は非常に困難なものになるはず。早くも夕刊紙には「小池百合子氏 対立する「都議会のドン」から返り討ちに遭うのは必至」などという見出しも踊っています。
有権者もマスコミも、多少の混乱は目をつぶり、改革が看板だけのものになっていないか、だれが改革の足を引っ張っているか…改革のゆくえをよく見定めてほしいと切に願います。

市政功労者を推薦

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毎年秋ごろ「戸田市表彰」が行われます。今年は市政50周年ということで該当者の推薦を募っていますが、私は郷土史に当たる中で知った、金森誠之氏(故人)を推薦しました。

金森氏(1892-1959)は内務官僚で河川技術者。発明家、映画人でもあった多才な人です。戸田市の都市整備に大きな功績があり、今の戸田市の形は金森氏によってもたらされたと言っても過言ではありません。

1940年に開催が予定されていたオリンピック東京大会の漕艇会場として「戸田村」を提唱。同大会は中止となったが漕艇場計画は生き残り、後任者により「戸田ボートコース」として完成されました。また、戸田土地区画整理、荒川の水が菖蒲川に逆流するのを防ぐ「三領水門」排水工事などで中心的な役割を果たしたそう。急速に都市化する戸田市内で行われた三つの大事業を立ち上げ、短い期間で完成に導いたのは、金森氏の力に負うところが大きかったといわれます。

このように、現在の戸田市に多大な貢献をしたにも関わらず、その名は私たち市民の間にほとんど知られていません。戸田市の大恩人を顕彰し、後世に伝えていきたいと考えました。市政50周年という節目の年に、これほどふさわしい表彰受賞者は、私の知る限り他にいません。選定されるよう願っています。

参院選が終了

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昨日は参院選の投票日。途中までは波乱のにおいもあるように思いましたが、終わってみればほぼ各テレビ局・新聞の調査通りの結果。昨今の世論調査はよく当たるなと感心します。
今回戸田市の投票率は49.71%。前回の48.86%からは微増となりました。しかし、全国平均を見ると54.70%と前回比2.1%増。投票率も前回比も戸田市は下回っています。

さて、戸田の会では、今回の選挙においても「投票率向上キャンペーン」を行いました。「棄権することなく投票所に足を運びましょう」という呼びかけや、便利な期日前投票の活用などを訴える駅頭活動に対しては、チラシを受け取ってくださる方も多く、反応はまずまずと感じました。それでも投票率の向上に大きく貢献できなかったことに関しては、改善を加えていく余地があると思っています。

良くも悪くも、すべての政治家にとって一番の関心事は選挙です。政治家を住民のために働かせるためには、住民一人一人が投票に行くことで、「多くの住民が政治家を監視している」ことを示すしかありません。必ず一票を投じ、少しずつでもこの町の、この国の政治を良くしていきましょう。

一般質問(6月議会)

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6月議会が閉会。
今議会で私が行った一般質問は、下記4点。

1.教育効果の評価について
戸田市の教育改革に伴い、新しい学習方法の導入が進んでいます。時代に合った教育内容には期待が高まる反面、これまでと違うやり方に不安を覚える保護者の方も多いと思います。こうした不安を払しょくし、市民が一丸となって戸田市の教育改革を推進していくための1つの要素として、新しい学習方法の評価・検証について質問しました。

2.防災について
4月の熊本地震では、家屋の倒壊や震災後の環境が原因の「震災関連死」により多くの方が亡くなりました。それを見て私は「東日本大震災を教訓に、準備したのではなかったのか。どういうことなのか?」という疑問を禁じえませんでした。熊本の教訓を生かすことなく、戸田市においても同じ失敗を繰り返し、助かったはずの死者を出すならば、それは戸田市の責任です。熊本で明らかになった準備不足が戸田市においても見られることを指摘し、それへの対策を求める内容です。

3.自転車レーン整備について
今年度、市役所南通りの自転車レーン整備が予定されています。それはそれで良いのですが、整備の完了に伴い、車通りの激しい大通りを、2人乗り、3人乗りの「子乗せ自転車」も車道通行を強制されることになり、不安を感じる利用者の方も多いと思います。子乗せ自転車の歩道通行を可とすることや、自転車レーンの幅の確保など、安全な自転車通行を目指し議論を行いました。

4.駅前駐輪場について
市営の駅前駐輪場は、今年度から大きく変わりました。最大3倍の値上げには利用者の不満が大きいほか、2,3人乗りの子乗せ自転車を、朝は父親が駐輪し、帰りは母親が乗って帰るというような、複数名利用ができなくなりました。これにより、子乗せ自転車による保育所の送迎を父親、母親が分担する「送迎シェア」ができなくなり、お困りの方がたくさんいます。これまで通り「送迎シェア」利用ができるよう求める質問でしたが、残念ながら認められませんでした。

戸田市の方針により、多くの働く子育て世帯の方が困り、迷惑を受けています。子育て支援の観点でも、市民サービス向上の観点でも、公平性の観点でも、こうした改善は行わざるを得ないと思います。一般市民から見れば理解不能な「原理原則」にこだわることなく、早期の実施をするよう求めていきます。

議会だより原稿を下に掲載します。
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【吹き出し】「子育てのまち」の看板が泣きますよ

議員:朝、父が子どもを保育園まで送り、夕方、母が迎えに行く「送迎シェア」は、帰りの遅い父親が育児参加を行う1つの方法である。ところが、駅前駐輪場の制度変更により、4月から子乗せ自転車による送迎シェア利用ができなくなってしまった。これまで非常に多くの共働き家庭が、送迎シェア利用により子育てをしてきた。今後も認めて頂けないか。

市民生活部長:規則上、認められない。

議員:市の非論理的な方針が、ただでさえ大変な共働きの子育てに、余分な金銭的、時間的負担をかけている。

(その他の質問)

Q:子乗せ自転車の安全な通行は。歩道通行可にできないか。

A:自転車レーンの幅を確保し対応する。

Q:教育改革を推進すべき。新しく導入した指導方法の効果検証は。

A:指導方法に対する学力の伸びを測る調査を行う。教育施策に反映するとともに、結果はいち早く学校現場にフィードバックする。

Q:熊本地震の教訓を戸田市で生かすべき。

A:防災拠点の耐震性確保、企業との防災協定の見直し、住宅の耐震化に向けた働きかけや資金確保を行う。

小中一貫化が実現へ

6月議会において、教育委から戸田市における小中一貫校の設置について方針が示されました。具体的には、戸田東小・東中学校の建て替えを行い、平成33年度開校を目指し、施設整備と小中一貫カリキュラムの検討その他のハード面を一体的に検討していくという巨大プロジェクトになりそうです。日本でも過去最大の規模であり、実現すれば戸田市における教育改革の1つの到達点になるでしょう。その分、教育部局の負担も大きくなりそうですが、子ども思いで抜け目のない教育長が、必ず良いものを作ってくれると確信しています。

小中一貫化は、学力向上や「中1ギャップ」の解消に加え、規範意識の向上、自尊感情の高まり、教職員の児童生徒理解や指導方法改善意欲の高まり等意識面の好影響など、すでに取組を進めている市町村においては、ほぼ全ての市町村において成果が認められているとのこと。私サカイは議員になる前に山崎市議と、開智学園小中一貫校の視察を行い、その後、わが町における小中一貫化をはじめとする、教育改革の実現を目指して市議会議員を志しました。10年以上の活動を経て、遅ればせながら戸田市においても小中一貫校が実現に向けて動き出しました。今後はその内容を注視していきたいと思います。

オバマ米大統領 広島訪問

オバマ大統領の広島訪問、私は歴史的瞬間をテレビの前で見守りました。
簡素な式典ながら、真摯な態度で、原爆投下の負の側面に光を当てたオバマ大統領の長時間にわたるスピーチが印象的。戦後70年以上の時を経て実現した今回の訪問は、外交努力を通じた2国間関係の発展における、1つの到達点と言えるのではないか。

アメリカ大統領としては初の広島訪問であったにもかかわらず、「謝罪の無い広島訪問に意味は無い」という論調も目立ちました。確かに「核なき世界」は現時点で非現実的であり、また日米の真の和解という意味でも道半ば。しかしながら、今回の訪問は、日米両国の友好関係を1段上のステージに導く第一歩になりうると感じました。

毎日新聞の論説を引用したいと思います。
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オバマ米大統領 広島訪問 真の和解への道=論説委員長・小松浩

オバマ米大統領の広島訪問は、被爆地で「核なき世界」への決意を示したことだけでなく、日米両国の真の戦後和解への一歩を刻んだという点で、歴史的である。
今の日米の友好は、あの悲惨な戦争の結果として築かれた。だが、戦後の日米関係は強固な同盟にばかり光があてられ、加害と被害、という負の側面は脇に置かれてきた。そのことは、双方に屈折した感情を植えつけた。
日本では、米国に安全保障を委ねたことで、原爆の非人道性を表だって問う声は押し殺された。その一方、戦争責任を断罪した東京裁判への不満はくすぶり続けた。
米国では、広島、長崎への原爆投下は、戦争終結を早めたとして正当化された。日本が真珠湾奇襲攻撃の代価として払う、やむを得ない犠牲だと受けとめられた。
過去の戦争を巡る、日米の深い傷と大きな溝。これを癒やし、埋める努力をしない限り、友好の絆はいつかほころびかねない。避けて通れない和解への道を、まずオバマ氏が歩いたのである。
後押ししたのは、71年の歳月だ。だが、被爆者の多くがあえて謝罪を求めなかったことの重さを、誰もがかみしめるべきではないか。
謝罪の言葉より、現地に来て、何が起きたのかを見つめてほしい−−。被爆者のそんなメッセージがなければ、オバマ氏は、訪問に踏み切れなかったかもしれない。
次は日本の首相が真珠湾を訪れるのが、自然な流れだろう。オバマ氏の一歩を安倍晋三首相が受け継ぎ、未来へとつないでほしい。原爆と真珠湾というトゲを抜いた先に、日米両国の新しい絆が生まれるに違いないからだ。
歴史を相対化し、ひとつの歴史空間をつくりあげる。そのことほど、和解の名にふさわしい作業はない。その意味で、日米の和解は、日本とアジアの和解を改めて考えるきっかけにもなろう。
「被害者の示す度量と、加害者の慎み」。それが出合ったとき、歴史の和解が可能になると書いたのは、朴裕河・韓国世宗大教授だ。(「和解のために」平凡社)
20世紀の歴史の中で、日本は被害者でもあり、加害者でもあった。度量と寛容。慎みと勇気。これらはすべて、あらゆる国と国の和解の、前提となる要素である。
そのためにも、オバマ氏の今回の広島訪問を、日本と米国の「成功物語」だけで終わらせてはならない。

活動報告チラシ「おはよう戸田」【2016年度第1号】

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(クリックで拡大します)

活動報告レポート「おはよう戸田」今年度第1号を発行しました。
市内各駅の駅頭にて配布中です。

今号の見出し
・戸田市における保育環境の改善
・口利きはダメ!
・議員の海外派遣、見直しを
・ススメ!教育改革
・まったなし!医療センターの立て直し

財源逸失 ~3月議会【健康福祉委員会】~

以前に、福祉事業における国・県から市への補助金の「もらい漏れ」により、少なくとも1億円以上の財源逸失があったことを指摘しました。
http://www2.city.toda.saitama.jp/gikai/g07_Video_View.asp?SrchID=2644
(「1.補助金等の確保について」の中で指摘しています)
残念ながら、今回の記事も「補助金のもらい漏れ」による財源逸失がテーマです。

最近、学童保育に関する国の制度についてレクチャーを受ける機会があり、戸田市が受けられそうな補助金をピックアップして質問しました。

1.賃借料補助(学校敷地外の賃貸物件について、補助を行う)
・・・約300万円
2.送迎支援(児童が学校敷地外の学童保育へ移動する際に、地域の高齢者や主婦の活用を行った場合に補助を行う)
・・・約50万円
3.児童支援員等処遇改善(民間学童の賃金改善のため補助を行う)
・・・約160万円~290万円)

ところが、担当部局の答弁は「補助金の存在は知っていたが、応募はしていない」という、驚くべきものでした。
質疑の応酬の結果、次年度については応募の方向で検討いただけることになりましたが、今年度の「もらい漏れ」については取り返せません。

上記の3つは、民間学童に協力を求めている戸田市においては特に有用と思われます。
特に、指導員として雇っている職員の給料を安く抑えなくては運営していけない、職員の給料をもっと上げてあげたい、という声は多く聞きます。人件費に補充できる補助金が数十万円でも確保できたら、どんなに助かったことか!

それに対して、担当の「知っていたが」応募はしなかったという話は、あまりに冷たい態度です。
戸田市は民間の力を借りて、学童保育の充実を図っていく、という当面の方針がある。それにもかかわらず、民間学童の事業者からは、市の協力が得られない、という声を頂きます。

公立だろうと民間だろうと、学童保育において戸田市の子供たちが長い時間を過ごすことには変わりありません。
それならば、少しでもいい環境を提供し、遊びやその他の活動を通して成長の機会となるような場にしていくべきではないでしょうか。
そのために市当局には、民間学童とのパートナーシップの問題として、協力して良い学童保育を作り上げていく、少しでもいい話があればつないでいく、という態度が求められると思います。

本件については、健康福祉委の各委員の賛同が得られたため、山崎委員長の主導により、

「補助金の獲得に、もっと積極的に取り組んで頂きたい」

旨の意見のとりまとめを行い、担当部局の各位に口頭で伝達しました。