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一般質問(3月議会)

3月議会が閉会しました。
今議会で私が行った一般質問は、下記3点。
1.口利き防止条例について
2.保育園における「食品添加物の使用抑制」「使用済みおむつの保護者による持ち帰り制度」について
3.戸田市で進みつつある教育改革のビジョンについて
特に、3において戸田市の教育行政トップである戸ヶ崎教育長が、これからの教育について、約40分にわたり大いに語りました。大所高所からの時代認識に始まり、変化の激しい時代に対応するために必要な能力の洗い出しと、カリキュラムへの落とし込み。また、それを実現する方法論。いまだかつて、これほど教育を語った行政トップはいないのではないでしょうか?
 大変ワクワクする内容の話は、下記映像をご覧ください。
 タブレットを使った授業風景
【タブレットを使った授業風景】
議会だより原稿を下に掲載します。
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「口利き防止条例の制定を!」
「不正は無い」
議員:口利き行為防止のために、行政への要望活動の記録と公開を定めた口利き防止条例が各地で制定されている。過去には戸田市においても問題が起こった。戸田市も検討を。

総務部長:不正の事例は無い。条例制定は考えていない。

「保育環境の改善を」
議員:①食品添加物の使用抑制②使用済みおむつを保護者が持ち帰る制度の廃止(園での処分に切り替え)が公立保育園で進んでいる。私立園においても実施を促してほしい。

子ども青少年部長:①公立園においては25年に議員からの質問を受けて削減を検討し、学校給食法より厳しい基準での対応に努めてきた。私立園に対しては、園長会議や栄養士会における啓発や情報提供を通して実施していく②公立園においては28年度から切り替える。未対応の私立園には、できる限りの対応を働きかける。

「教育改革の推進を」
議員:戸田市の教育改革ビジョンは。

教育長:今後10~20年以内に今ある仕事の49%は人工知能やロボットで代替される。社会の加速度的な変化に必要とされる問題解決力等の「21世紀型スキル」や協調性等の「非認知スキル」育成を目指す。

総括質問(3月議会)

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3月議会が閉会しました。今議会において私は、市議会会派「戸田の会」を代表し、総括質問を行いました。
(質問の映像は下記リンク)
議会だより原稿を下に掲載します。
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「市民医療センターの経営改革プランは破たん」
「大変重要な課題」
市民医療センター
【昨年15億円もの費用をかけて建て替えた市民医療センター】

議員 市民医療センターは、5か年計画の経営改革プランを実施したが、最終年度である次年度、計画では繰入金(※)1億3500万円のところ、実際には約4億円を必要とする予算となっている。経営改革プランは破たんし、市民医療センターの、経営改革の主体としての適格性に疑問が持たれる。今後、医師の確保や医療機器の更新が滞り、医療の質が低下することも考えられる。

市長 市民医療センターの収支改善と質の向上は大変重要な課題。経営形態について検討していく。

「防災対策、マンションの遅れが目立つ」
議員 マンションの防災対策が遅れている。防災訓練や防災物資の備蓄等の対策は不十分。市からはハザードブックや市広報などの資料すら配布されていない。このまま大地震が起これば悲惨なことになる。路線変更とギアチェンジが必要ではないか。

市長 NTT系「防災タウンページ」等の配布や、まちづくり出前講座を実施するなど、マンション住民の啓発を図る。

「待機児童への対応を」
議員 保育・学童保育の待機児童対策と、質の改善は。

市長 民間施設の新設を促していく。質改善については、保育施設への助言相談体制の強化や研修の受講等行う。

※繰入金:収支不足を補填するために充当される資金

戸田第一小学校・卒業式

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戸田第一小学校卒業式に出席。地域の大人代表として祝辞を述べる栄誉をいただきました。当日は小寒いながらも穏やかな日和、壇上から見た卒業生のみなさんは、とても落ち着いた表情でした。

祝辞は次のような話をさせて頂きました。
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空の色の青さ、雲の影の濃さも、日に日に印象深く感じられる、出会いと別れの季節を迎え、戸田第一小学校卒業生の保護者の皆様におかれましては、ご子息、ご息女の大人へのステップの中でも、格別に感慨深い通過点を迎えられましたことを、心からお喜び申し上げます。

さて、卒業生のみなさん、ご卒業おめでとう。皆さんはこの後、長い長い小学校生活を終え、戸田第一小学校を後にします。そして2度と、小学生に戻ることは、ありません。

皆さんの中には、一足先に受験をし、市外に進学する人もいるでしょう。
中学校やそこでの勉強に不安を感じている人もいるでしょう。
そして、多くの皆さんは、周りの友人との関係で悩んだり、気の合う友人ができないことに、悩んだりしていることでしょう。

これから先も、次々と悩みは訪れてきます。それは避けようがありません。しかも、大人になるにつれて、その悩みのハードルは、段々と高くなっていきます。

私が皆さんくらいの年齢のころを思い出してみますと、小学5年の時、引っ越しをきっかけに遊び仲間が減り、一人遊びをしようにも、家にはゲームも漫画もありませんでした。あったのは、本。両親が持っている、政治の本と医学、つまりお医者さんの本です。ほかにやることがない、というだけの理由で、毎日毎日、これらの本をめくりました。
月日は流れ、今の私の仕事は、政治と医学です。おそらく小学生時代に読んだ本が、私自身に何らかの影響を与えて、現在の私の生きるすべを、人生のすべてを、私自身に与えたのでしょう。その意味で、大変幸運な機会であったことになります。
しかしながら、当時はそれどころではありません。仲の良い友達と別れ、家でも放っておかれ、まともに子供らしくやることもない。不運な時期だったと言えます。

幸せも不幸せも、すべては自分の心の持ちようです。不運な出来事が、実は人生で一番幸運な出来事だったということもあるからです。大切なのは、幸運や不運を、いちいち喜んだり悲しんだりすることではありません。大切なのは、トラブルに見舞われても、簡単に投げ出さないということです。
トラブルに、正面から「どん」とぶつかっていくだけが、能ではありません。お父さんやお母さん、周りの人の力を借りてもいい、受け流すことや、時には逃げることも必要かもしれません。
トラブルを1つ1つ乗り越えることで、みなさんは少しずつトラブルに強くなるはずです。悲しい出来事や、つらい別れにも、耐える強さを、身に着けていくはずです。

反対に、ただただトラブルから逃げ回り、周りに力を借りることもせず、あるいはゲームやスマホ、悪い友達との交流に、逃げてばかりいるならば、その人の人生がどのようなものになるかは、皆さんにも分かるでしょう。

さあ、友達や先生、学校、そしてどんな時も父母に見守られた子供時代と別れ、未知の世界に臨む場面です。今は寂しくても、不安を感じても、上手に乗り越えることこそが、皆さんの強さに変わっていくのだと、信じてほしいと、願います。

皆さんがこの後、小学校生活で最後に歌う歌を、そしてこの後の人生における活躍を、私は、楽しみにまっています。

卒業生のみなさん、保護者の皆様、そして先生方、本日は本当におめでとうございます。
卒業式の門出にあたりまして、私からの祝辞とさせていただきます。
ありがとうございました。

戸田市議会議員 酒井郁郎

歩道の安全【喜沢・喜沢南】

喜沢・喜沢南の歩道について、近隣住民の方にご意見を頂きました。
TEL頂いた翌日、さっそくその方にご同行頂き、現場検証。
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①写真は喜沢中西側の道路。
歩道の端に立っている柱は、路上駐車防止用の車止めですが、2か所で電柱に隣接して通行の障害になっている部分がありました。

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②こちらは、喜沢2丁目交差点の北側。歩道上の電柱が、せまい路側帯上に電柱が3本立っています。カーブの部分なので、特に危険を感じる、とのこと。
歩行者であれば、なんとか電柱の内側を通れるが、自転車やベビーカー、高齢者用のカートを押した方は、電柱の外側を通るため、車道にはみ出してしまいます。

どちらの場所も小中学校の通学路上であり、また大型マンションが新しく建てられる近辺でもあるため、通行量の増加が予想されるそう。
さっそく、市担当者に確認したところ、
①喜沢中西側歩道の車止めは、現地を検証したところ通行の障害になっていることが確認されたとして、撤去されました。
②喜沢2丁目交差点北側の電柱については、まずは東京電力に確認、設備更新の際に対応頂けるよう協議していくと共に、必要に応じて対策を検討する、とのこと。

高齢者や子どもなど、交通弱者の事故防止は大事なことです。
皆さんの近所にも、道路の危険箇所があれば、地域にかかわらずぜひお知らせ下さい。

工事金額が表示されています

現在、市内3駅の駐輪場が進んでいます。総予算6億円以上をかけた大々的なものです。
駐輪台数が拡大するとともに、他市町村並みに近い金額(従来の3倍程度)への急激な値上げも予定されています。実施にあたっては、利便性や防犯性の確保とともに、利用者へのていねいな説明が求められます。

さて、その工事現場を確認したところ…
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なんと、工事の受注金額が表示されています。

私は以前に、市役所と市民のコスト意識を高めるために、あらゆる行政サービスについて、提供されているその場において、コスト情報の表示を行うことを提案しました。
https://sakai-ikuro.com/archives/2012/02/post_454.html
https://sakai-ikuro.com/archives/2010/02/post_362.html
その後、これまでに図書館(1冊あたり貸出コスト)や、健康診断(1人あたりコスト)などについては、表示がされています。今回あらたに工事費用の表示を行うことになったのでしょうか?

さっそく市担当課に確認したところ、「工事業者の自主的な表示」であるとのこと。業者が(すでに表示が義務付けられている)他市町村で使用する看板を流用したためであるようです。残念。
表示の制度化については、あらためて要望し直しました。

12月議会報告

本日、12月議会が閉会しました。
議会審議、委員会審議の中から、目についたものをとりあげたいと思います。

・保育料の料金改定(値上げ)について
国の基準で提供されている認可保育園。その保育料は戸田市が定めており、所得の高い方ほど高い保育料を払っています。
戸田市は近隣自治体と比べて保育料が安く、認可保育園の運営には多額の税金が投じられています。また、年度初めには約300人の待機児童がでており、待機児童解消のための財源確保が欠かせません。そこで今回、高所得者で料金の値上げを行っており、最大で一人当たり9,000円の値上げが可決されました。段階的な値上げはやむを得ない部分があります。
公立の認可保育園では1か月に園児1人当たり30~50万円の費用がかかっているといわれます。それと比べれば、園児1人当たり最大約6万円の保育料は安いのですが、一度に9,000円の値上げは一般市民にとっての負担感がかなり大きくなると思われます。値上げに当たっては、十分な説明が求められます。

・戸田第一小学校の学童保育について
次年度から戸田第一小学校内の学童保育の定員が減少します。それに伴い、3年生以上の児童約50名は、学校敷地外の「こどもの国」内に立地する「こどもの国学童保育室」に移籍とし、対処することが可決されました。
「こどもの国学童保育室」は、施設が充実していることや、民間事業者のノウハウを導入したより良い運営内容などの利点が考えられます。一方、兄弟で利用している世帯は、「こどもの国学童保育室」と、従来の戸田第一小の学童保育室の2か所に迎えに行かなくてはならなくなる点や、学童保育室までの移動における安全確保など、課題も多くあります。実施に当たっては、事前に保護者からの意見聴取を行い、利用者の考えを反映すること、十分な利用者説明を行うことが求められます。

・障がい者就労施設の事業者選定
市内に複数ある障がい者就労施設は、5年ごとに事業者選定を行っています。今回の事業者選定にあたっては、初めて公募によるプロポーザル方式が採られました。
これまで私は、特に福祉事業者の選定にあたっては広く募集を行うことで、より良いサービスの事業者を求めるべきであるとの提案をしてきました。
https://sakai-ikuro.com/archives/2014/06/post_1158.html
(1.子育て・福祉施設の整備における事業者選定や補助の透明性確保について)
今回、公募方式とすることで、従来の事業者からも、より良いサービス提供に向けた新しい提案があったことや、これまでと比べて委託料を約10%抑えられたことなどの説明がありました。質の向上とコスト削減が両立し、取り組みは成功したようです。

保育園長懇談会、小学校長懇談会【健康福祉委】

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11月13日、17日の両日、健康福祉委員会の活動の一環として、保育所園長懇談会、小学校長懇談会を相次いで実施しました。

保育所園長懇談会では、市内にある約30か所の民間保育園の園長先生にお集まりいただき、小グループに分かれての懇談により、色々な新しい課題が見えてきました。

特に気になったご意見は・・・
1.認可保育園の入所基準について。兄弟でありながら、市役所から別々の保育園への入園を指示されることがある。保護者は送迎や行事参加が困難となる(本件はグループの園長先生全員(8名)が、強く訴える問題でした)。

2.防災について。避難先を視察したところ、避難経路の廊下や階段に物が置かれており、とても避難経路が確保できない。避難訓練をしようとしたところ、避難先に指定された施設から拒否された。また、台風の日の朝、開所時間を遅らせたい場合でも、市役所の指示によりいつも通りに開所させられ危険である。

3.公立園との扱いの格差。障がい児や外国人をあずかる際の保育士加配(人数を増やす)を認める基準が、公立園と比べて厳しい(公立園なら認められるところを、認めてもらえない)。市の施設を行事で使う際に、公立園の予約を優先的に受け付けるため、行事の予定が立たない。

・・・などです。

どのご意見にも、戸田市の子育て政策のもう一息な現状が現れていると感じられました。戸田市役所は、全体としては先進的な自治体だと思いますが、福祉分野や子育て分野などに改善の余地があると感じます。

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小学校長懇談会では、特に学童保育について、学校側の立場からご意見をうかがいましたが、ご出席下さった校長先生の全員から、下記のようなお話がありました。

1.「一人帰り制度」が危険。夕方7時までに迎えに来れない家庭は、保護者が承諾の上、一人で帰宅させる制度がある。季節によっては真っ暗な中、小学生が一人で帰ることになり、危険ではないか。

2.指導員の指導力が足りないため、不安で学校施設(体育館や図書室等)の利用を許可できない。

その他、小学校と学童保育の連携について、いくつか興味深いヒントを頂きました。委員会として取り組むべく、働きかけていきたいと思います。

会派報告会を実施

IMG_5119 (333x249)先日来フェイスブックページで告知していた会派報告会を実施。短い告知期間でしたが、20名弱の方がご参加下さいました。

会派代表の私と、ゲストの菅原県議のあいさつに続き、会派メンバー4名の小コーナーと、メインのテーマディスカッションを実施。

私のコーナーでは、戸田市の行政改革について。コスト削減や効率化などについて、これまでに取り組んできたテーマを紹介し、今後のポイントをお話させて頂きました。また、テーマディスカッションでは、前回の報告会で頂いたご意見を取り入れ、聴衆参加型で戸田市の課題についてご一緒にお考えいただきました。

実は当日朝、自身の3番目の子が生まれたため1日ドタバタでしたが、なんとか終えることができました。

参加者の皆様、雨の中ご来場いただき、大変ありがとうございました。

 

「戸田の会」会派レポート(第3号)を発行

「戸田の会」で定期的に発行しているレポートを発行、会派メンバーが駅頭配布するとともに、戸田市の全ご家庭に配布いたしました。

今回で3回目になるレポートの目標は、多くの皆さんに、市政の課題に関心を持っていただくこと。そのために、わかりやすく、読みやすい紙面を心がけました。

下のリンクからご覧ください。

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学童保育を視察【大田区】

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健康福祉委の委員会活動として、日帰り視察を実施。今回は委員会の年間テーマである学童保育の見学・調査を行いました。

学童保育は、放課後から帰宅するまで、小学生が毎日長い時間を過ごす場。人格形成において非常に大切な部分を担っています。現在の公立学童を改善する1つの方法として、民間委託により質の高い学童保育を行っている大田区の事例を検討することになりました。

大田区では、民間企業が校舎内の空き教室と特別教室(図書館や音楽室など)、校庭、体育館などのスペースを使用しての運営。月ぎめで申し込んだ生徒だけではなく、希望する全員が活動に参加できることになっています。活動内容は勉強、スポーツ、遊びなど多岐にわたっており、小学生の皆さんが元気に遊んでいます。委員の間からは、「戸田とだいぶ違うね」という声がでました。

写真はITを活用しての安全管理についてご説明頂いているところです。

学童保育に限らず、教育や医療などの分野は、民間委託になじまないようなイメージがありますが、それは分野によるわけです。民間のほうが良いサービスをずっと安く提供できる場合も多くあります。

戸田市の今後の行政改革においては、こうした分野の民間委託が大きなテーマになってくると思います。