全国的な状況や、他市の事例、戸田市の状況について調べた上で、私が実現したいと思った仕組みが、
「自殺未遂者がでた際に、
その情報をキャッチした機関(警察、救急、病院など)から情報提供を受け、
未遂者本人を直接ケアしていく」
、、、という施策です。
自殺未遂をくり返しているうちに、本当に死んでしまうというパターンの自殺者は多い。
ですので、自殺対策のなかでも、未遂者へのとりくみは、劇的に自殺者を減らす可能性があります。
「これは一般質問で取り上げる価値がある内容だ」と考えました。
今回の質問に当たり、いくつか工夫をしました。
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まず、一般質問は次のようなパターンが多いようです。
議員「(これこれの施策を)やってください」
市側「検討します」または「これこれの理由で難しいです」
議員「ぜひ前向きにお願いします」
このように、「言い放っておわり」のような質問が多いように感じていました。
そこで、
・実施にあたって法的な問題がない
・関係各機関が協力的である
、、、などの点を、資料を調べたり、警察や病院でコメントを取ったりして、あらかじめ確認しておきました。
「言い放っておわり」型の質問では、意味がうすいと考えます。
・労力はかかっても、やればできることなのか?いくら頑張ってもムリなことなのか?
・やれないならその理由、また代替案
・やった場合の費用と効果
、、、などが分かるような質問となるよう心がけました。
さらに、今回も、議場配布用の簡単な資料を作成しました。
質問を聞きながら資料を目で追っていけば、データや詳しい内容が分かる内容です。
自殺について、執行部(市長、副市長や部長クラスの市幹部のみなさん)や議員のみなさんの理解を得たい、というねらいがあります。
その資料について余談ですが、質問をしている最中、議員からヤジが全く飛ばない。
執行部のみなさんも下を向いている。
一瞬、「みなさん、自殺問題に興味がないんだろうか」などと思ったのですが、よく見たら資料を熱心に見て下さっているようで、安心しました(笑)
次回は議場でのやりとりです。