自殺問題⑤【議場のやりとり】

さて、実際のやりとりです。
議会だより用に、録音をもとに酒井が起こしてまとめたものです。
実際のやりとりは当然、もっと長いです(約40分かかりました)。
やりとり全体は、これからアップされる6月議会の議事録をご覧ください。
http://www002.city.toda.saitama.jp:10080/voices/
今後の景況悪化に備え、自殺対策の強化を
「体制整備などの準備を始めたい」


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酒井:
社会・経済環境の悪化を背景に、全国の自殺者数は11年連続で3万人を超える「高止まり」の状態にある。戸田市内でも毎年、自殺や自殺未遂が発生している。
だれでも精神的に追いつめられることはおこり得る。その時に、きちんとしたサポートを受けられることが分かっていれば、普段から安心して生活できると考える。今後、警察や救急との協力、自殺問題に関わりのありそうな職員の方たちに対する研修活動などにより、対策を強化できないか。
医療保健センター長:
現在は心のトラブルやなやみごとなどへの相談や、ストレスチェックなど「事前予防」に着手したばかりだ。今後、実態調査や体制づくりを進めたい。
酒井:
自殺リスクが高い方への積極的な対応を増やすべきではないか?例えば、自殺未遂には警察や救急が対応している。自殺未遂者について情報提供を受け、ケアしていく取り組みを行うことはできないか?
医療保健センター長:
まずは取り組みを行うための専門性の高い人材の養成を行いたい。
消防長:
個人情報の利用基準をクリアできるのであれば検討したい。
総務部長:
個人情報保護条例によれば、本人の同意があれば情報提供は可能。
酒井:
今後の社会状況によっては、わが戸田市でも自殺者が急増する可能性がある。情報収集や研修・啓発活動など、早急に、やれることからやっていって頂きたい。