3月21日・市長選について③「投票率は39%」

市長選の投票率について、市内に住んでいる同年代の友人から、こんなメールをもらいました。
(この友人は自然保護にとりくんでいますが、神保さんが行ってきた「緑のまちづくり」に共鳴し、今回選挙運動を応援してくれました)
以下、メールを転載します。
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ただ、開票結果の投票率は、こんなに低いものだったのかと驚きました。
平成14年の時も30%台と低く、これが通常なのかもしれませんね。
駅立ちしたときの市民の反応の悪さは、選挙活動の広報が終盤だったからというのはあまり関係なかった、やはり関心がないから、というのが正しい見方でしょうね。
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(転載おわり)
それに対する私からの返信。
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市民の関心が薄いのは、我々政治家の責任でしょう。
関心を喚起するような手法を取ってこれなかったことや、選挙を「説得」ではなく「依頼」ベースのものに愚劣化してきた罪は大きいと思っています。
チラシはどれも大した内容ではなく、面白くもない。
候補者同士が討論する場があるわけでもない。
これじゃ政治意識は高まらないでしょう。
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私は、前の記事(3月21日・市長選について②)にも書いたとおり、政治家は政策と実行力だけで評価するべきだと思っています。
今まで、政策を具体的に訴えるような選挙はありませんでした。
「人にやさしい町」とか「元気な町」とか、理念だけを訴え、あとは握手をしたり選挙カーを走らせたりして、投票を「お願いする」というスタイルが主流であり続けてきたのではないでしょうか。
これでは候補者のちがいが分からず、有権者は「自分の投票行動が、国や地域の将来とどう結びつくのか」が分かりません。
選挙への関心があまり上がらなかったのも、このせいでしょう。
その意味で、昨今のマニフェスト選挙は良い。
候補者の政策の違いがはっきり分かります。
今回、神保さんのマニフェストは、全候補者の中でもとりわけ充実した内容でした。
その神保さんが当選したのは、マニフェスト選挙が成功したことを意味します。
つまり、「お願いする」選挙から「説得する」選挙への変化が(わずかながら)おこってきていると言えます。
今後もこの流れをとぎれさせることなく、政策のちがいを訴え、有権者がさらに関心を持つような工夫をしていきたいと思っています。