駅前の路上喫煙

市内3駅近辺での路上喫煙について、切実なご意見を多く頂きます。
主に、
・歩きたばこ
・駅前の灰皿近辺の煙
この2点です。
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写真は戸田駅東口の灰皿近辺、時間は正午前後です。
朝夕のラッシュ時以外の時間帯もかなり喫煙者の方がいます。
上の写真左端の方のように、灰皿から離れて喫煙されている方がいるため、歩行者は煙の避けようがなくなってしまいます。これは妊婦さんや小さいお子さん連れなどには特につらい。
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戸田市には「戸田市ポイ捨て等及び歩行喫煙をなくす条例」があり、一応駅前には旗を立てて広報しています。
しかし、元々のインパクト薄いデザインに加え、設置後かなり時間が経過したため、完全にまわりの景色になじんでいます。
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近付いてよく見たところで、ようやく何の旗なのか分かります。
現地を調査し、いくつかアイデアが浮かんだので、担当の環境クリーン室にヒアリングに行きました。
以下、酒=酒井、担=ご担当者です。
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酒:駅前の灰皿による受動喫煙を減らせないか?
担:苦情の多い戸田公園東口の灰皿を撤去した。
酒:様子を見て今後、撤去していくことも考えられるか?
担:灰皿撤去後の喫煙マナーを調査している。調査の結果によっては順次撤去していくこともありうる。本来、喫煙者は野外では携帯灰皿を持ち歩き、人のいない場所を選んで吸うのが基本と考える。
酒:歩きたばこに対する広報を強化してはどうか。景観の兼ね合いもあるだろうが、これだけ要望が多いのだから多少目をつぶって、もっとインパクトのある広報物(看板など)を設置し、「歩きたばこは条例違反」ということを知らせてはどうか?
担:現在の旗は効果が薄い。都内で設置している地面設置型の広報を導入する。
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全般に、知恵を絞ってもイタチごっこになっている印象でした。
駅前の灰皿については、なければ無いで大部分の方が喫煙を諦めるという話も聞きました。戸田公園東口の試行結果を見ながら、全面撤去を含めて対応して頂きたい。
歩きたばこについては、条例化されたとはいえ、まだまだ喫煙者の方の意識が低いのが現状と思われます。まずは、新たに設置予定の広報物の効果を検証したいと思います。
余談ですが、ご担当者の「喫煙者の意識を高めるのが大事。私は歩きたばこをしている人を見かけたら、必ず注意している」という話が非常に印象的で感動しました。
これだけ職務に対する責任感の強い職員の方が多ければ、戸田市の行政は日本一になるだろうと思うと共に、私も歩行喫煙者を見かけたら注意するようにしたいと思います。