自殺者32名【平成22年・戸田市の自殺者数】

内閣府の速報が出ました。
戸田市内で平成22年中に自殺で亡くなった方は32名とのことでした。
去年に続き、今年も30名の大台を突破することとなってしまいました。これは県内でも有数の高い自殺率です。
戸田市民の平均年齢が39才と県内一若いことを考えれば、非常に悪い数値であるといえます。
注)自殺者は高齢者が多いため、人口構成が若いほど自殺者数は少ないと考えられる。
これだけの数値を目の当たりにしながら、動きの鈍い市当局。
今年、保健業務の再編が行われるためここ数年は新規の事業がしづらかったという内部的な事情を挙げていますが、亡くなった方にとっては言い訳にもなりません。
実際の人数は3~4倍とも言われています。
生きる気力もなくなり、自殺同然に餓死された独居老人の方。
飛び降り自殺したが、マンションの資産価値が下がるのを恐れて転落死扱いになった方。
そういった方も含めれば、100名前後の方が自殺で亡くなっていることになります。
これは一瞬も放置できない、戸田市でも最大の問題であると考えます。
引き続き、最優先課題として自殺対策に取り組んでいきます。
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毎年、当たり前のように3万人を上回るようになってしまった日本の自殺者数。
わが国の行く末はどうなってしまうのでしょうか。
国政の混乱を見るに、国がなんとかしてくれるということはもう考えない方が良いのではないでしょうか。
国に期待できない以上、この苦しい時代をなんとか乗り切るべく、戸田市だけでも我々市民の生活、安心・安全を守るよう、積極的に対処していかなくてはならないと、改めて強く感じます。