9:00- 控室入り
10:00-17:00 議会(一般質問)
9月議会4日目、一般質問は2日目。
今日は私が一般質問を実施。
テーマは「障がいのある方やシニアの方の就労機会の拡大」。
他に3つ、扱いたいテーマがありましたが(疾病大流行に備えた食糧備蓄、子育てにおける利便性アップ、市庁舎の耐震化、、、の3点)、本テーマの内容が多かったため、断念。次回以降で扱っていきたいと思います。
「障がいのある方の就労機会」、特に「障がい者施設への委託拡大」という、重要だがこれまで扱われてこなかった視点から、改善へ向けての検討を加えることができたと思います。
以下、議会だより原稿を転載します。
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障がいのある方の就労機会の拡大を!
議員:戸田が取り組んでいる「障がい者の社会参加の促進」を実現するには、就労を通じて障がいのある方本人や、そのご家族の誇りを守り、金銭的にも生活が成り立つようにするのが、望ましい姿であると考える。
そのためには、就労の受け皿になっている各障がい者施設に対し、収益を上げやすい業務を一定量、市が委託することが必要である。
そうした支援を行う方針の有無と、達成度合いはどうか?
福祉部長:現在、市から一部業務を委託している。今後、できるだけ業務委託を増やしていきたい。
議員:多少、むりやりにでも、障がいのある方が力を発揮しやすい業務を委託して頂きたい。例えば公園清掃ならば、せんてい業務は業者へ、トイレや地面の清掃は障がい者施設へ、というように分割発注するなど、工夫して委託量を増やして頂きたい。
都市整備部長:今後見直したい。
議員:ノーマライゼーション全般が、一朝一夕には変わらない、骨の折れるテーマであると理解している。だからこそ、今後もトップの強い意志でこの分野全体を推進していくことが不可欠と考える。
市長:障がい者団体のみなさんが苦労されているのはよく聞いている。そうした方たちの意見も聞きつつ、より一層、取り組んでいきたい。
議員:「だれでも普通に暮らせる町」を実現すべく、今後もさらに前進していって頂きたい。
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議会だよりにはスペースの都合で掲載できませんが、就労支援で改善できそうなポイントを1点1点、質していきました。
具体的には、
①キャンペーン活動(例:駅前での啓発物配布)の委託拡大
②公園清掃(上記の議会だより原稿を参照)
③喫茶、販売(運営のアドバイジングや場所の提供)
④広報戸田市への広告掲載
⑤市職員としてのいろいろな職種での採用の拡大
⑥市役所内の業務を障がい者施設へ委託を行うための「取りまとめ機能」の設置
⑦障がい者施設への委託金額の数値目標の設定
⑧障がい者施設の製品の買い取り枠の設定
、、、など。
どれも他市の実例などを挙げて、戸田でもやれる方法にカスタマイズし、提示する形にしました。
まだまだ実現したいことはありますが、これだけで割り当て時間枠(35分)をほぼ使い切り。
今回の質問やその準備を通して分かったことは、
①戸田の取り組みは、評価が高い(障がいのある方のご家族や、施設で働く方などへのヒアリングから)
②市役所内の各部で取り組みの格差が大きい。障がい者施設への委託の面で、非常にがんばっている部もある
③複数の部にまたがる取り組みを拡大していく余地がありそうだ
、、、などです。
今回の質問で、すぐに改善するのは難しいと思いますので、今後も各部への要望を行っていきたいと思います。