前の記事(選挙に行こう会⑨【雑感】)の中で、市選管に対して「まずは啓発活動の効果測定から実施してみてはどうか」という提案をしたところ、反応は鈍かった、と書きました。
非常に大切な活動であり、効果も大きいので、このままいけば今後も選挙のたびに活動することになりそうです。
とはいえ、私個人の力ではマンパワー、金銭面ともに限界がありますので、協力者を募って大きな流れにしていきたいと考えています。
また、市内だけではなく全国的な活動にしていくことも考えています。
先日の活動中には、数名の若手代議士が視察に来られ、同様の活動を政治活動と関係なく実践したい旨、言っておられました。
私からは協力を惜しまない旨申し上げ、資料の提供などを行いました。
更に、他市町村の政治家が集まる場では積極的に今回のキャンペーンの内容や効果を紹介し、他市町村での実施についても極力協力する旨、宣伝して回っています。既に何人かの議員さんから、「自分の町でも実施したい」、「もし他の自治体で実施する際は参加したい」などの申し出を受けています。
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今後の日本再生のためには、政治家の資質向上が不可欠。そのためには有権者の意識向上が欠かせません。
まずは有権者に投票の習慣を付けて頂く。何度となく投票を行ううちに、政治家を選ぶ目が肥えてくるというものです(政治家を選ぶのもトレーニングが必要ということです)。
もちろん、「キャンペーンを見て、なんとなく投票に行く人が増えたところで、政治家の質が上がるのか」という疑問を持たれる方も多いと思いますが(私も以前は、そう思っていました)、いやいやでも投票に足を運んだ人の大部分は、真面目に政治家選びをするという調査結果があります。
投票率向上キャンペーンでの活動を通して、私の大きな目標の1つ、「依頼ベースの選挙から、説得ベースの選挙へ」という変革を実現できたらと考えています。
※「依頼ベースの選挙から、説得ベースの選挙へ」:以前に元三重県知事・北川正恭氏の講演で聞いた言葉です。
依頼ベースの選挙:一票下さい、という「お願い」や、選挙カーで名前の連呼をするなどの選挙活動。こうした活動のみで議員の質を見るのは困難と思われます。
説得ベースの選挙:政策やその実現手段を広報する選挙活動。