12.6議会報告【駅前喫煙所】

駅近辺の喫煙所や歩きたばこについては、市民の方から頻繁にご意見を頂きます。
以前にウェブページでも記事として取り上げました。
(ご参考:「駅前の路上喫煙」)
担当部局や「市長への手紙」などにも多くのご意見が寄せられており、市政に対する不満の原因になっていると思われます。
世の中の流れは禁煙が優勢ですが、スペースや予算が許す範囲で、喫煙所の確保を行うのが基本であると考えます。
しかしながら、北戸田駅西口、また戸田駅東口の喫煙所は、歩道に面しており、歩行者の通行量も多いため、対策が必要であると思われます。
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北戸田駅西口の喫煙所
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戸田駅東口の喫煙所
北戸田駅西口の写真左端に立ってる方、また戸田の写真左端の植え込みに座っている方は、いずれも喫煙中の方です。
どちらの喫煙所でも、歩道にまではみ出して喫煙されているため、歩行者が煙を避けられない状態となっています。
私は、3つの選択肢があると考えています。
①喫煙所周囲の地面に枠線を引く方法。
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枠線による分煙の例(田町駅の喫煙所)
簡便な方法ですが、喫煙者が白線の外側にはみ出すなど効果に限界があります。この写真でも、手前の方に写っている何人かは、白線の外側で喫煙しています。
②喫煙所の周囲にパーティション(仕切り)を設置する方法。
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パーティション(仕切り)による分煙の例(後楽園駅の喫煙所①)
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(後楽園駅の喫煙所②) 
歩道の側だけパーティションを立て、歩道の反対側は②の写真のとおり緑地に向かって解放されています。
そのため、パーティション内の煙も思ったほどこもってはおらず、また歩道には煙の臭いはほとんどもれていませんでした。
実際、以前は苦情の絶えない場所だったようですが、文京区当局によれば、この方式にしてから苦情がなくなったとのこと。
ちなみに後楽園駅のパーティションは、JT(日本たばこ)の全額負担で設置をされたそうです。
③灰皿を移動(撤去)する方法。
数年前に、苦情の多かった戸田公園東口の喫煙所を、試行錯誤の末に撤去しました。
①、②などの方法で対処不能であれば、③も止むを得ません。
①~③の方法を、北戸田駅西口、戸田駅東口の各喫煙所に当てはめてみると、以下のようになると思われます。
北戸田駅西口:②パーティションを設置すれば解決するように思われる。パーティションを設置するのに十分なスペースがある上、歩道の反対側には芝生の広いスペースがあるので、そちら側を解放すれば煙もこもらないはず。
戸田駅東口:②パーティションを設置できればベスト。歩道側に立てて車道側に煙を逃がす設計が考えられる。スペース的に難しいようなら、③の移動も考えなくてはならない。
いずれの対策を実施するにしても、それまでの間は、①白線を引く、というのをお願いしたい。これなら道路課その他との調整も問題は少なく、予算も多くは必要無く、一定の効果は期待できます。
議会においては、写真入りの資料を配布し、上記のような試案を述べたところ、「検討します」という答弁がありました。
わが町の将来を左右するような大きな課題ではないかもしれませんが、市民の関心の非常に大きな課題です。
今後は実現へ向けてフォローしていきたいと思います。
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後日(8月1日)、戸田市主催の「ポイ捨て等及び歩行喫煙をなくす条例啓発キャンペーン」に参加しました。
その際、この行事にスポンサーとして参加されていたJT(日本たばこ)の方をご紹介頂き、戸田駅、北戸田駅の喫煙所の現状と、市民の関心の高さ、改善へ向けてのアイデアについて、現場を見ながらお話させて頂きました。
特に、後楽園のようなパーティションの設置をぜひ、、、とお願いしたところ、「市ご担当者と検討させてもらいます」とのコメントがありました。
JTの賛同が得られれば課題解決へ向けての大きな力になるため、今後の市当局の交渉に期待したいと思います。