6月議会報告

14.6.27
本日、6月議会が閉会しました。
今議会では一般質問、討論を実施。

一般質問においては、1.子育て・福祉施設の整備における事業者選定や補助の透明性確保について、2.県営戸田公園の整備について、質問を行いました。
1点目の質問では、特定の団体に対する特別な補助や便宜について、今後は公平性や透明性確保に配慮する旨の答弁が得られました。
2点目の質問では、市長より「酒井の質問は屁理屈である」旨の答弁を頂くなどなかなか妥協点が見いだせず、本件に関し市民の意思に沿った整備をどのように実現していくか、アプローチを練り直す必要を感じました。
(質問の映像は下記リンク)
http://www002.city.toda.saitama.jp/gikai/g07_Video_View.asp?SrchID=2125

討論では「いじめ問題調査委員会条例」の議案に対し、戸田の会を代表して実施。
「いじめの重大事態が発生した際に調査を行う機関」を新設する議案について、調査機関の設置には賛成しつつも、問題点を指摘する内容の討論を行いました。

一般質問と討論の議会だより原稿を掲載します。

一般質問:

(吹き出し)ズバッと見直しを!

議員:戸田市政策研究所の研究報告書として発表された、県営戸田公園の整備案について、抜本的な見直しを提言する。理由は、①計画策定における市民参加がない②非現実的な想定が随所に見られる③ニーズ調査を行わずに立案されており、整備の必要性に疑問(例えば全日本選手権等の主催者である日本ボート協会は、酒井の質問に「必要を感じない」と回答)④ボートコース周辺全体の整備計画との調和を図った形跡がない⑤再整備に対する要望が無く、市民からの要望が多いボートコースの周回歩道やアクセス路整備と比べて優先順位が低いと思われる⑥専門家の知見も見当らない。
計画は3億~4億円を投じて、観覧席の改修や増設、飲食店の設置などを行う内容。広大な土地と多額の整備費用を使いながら、こぎれいなばかりで来園者がほとんどない(戸田橋親水公園のような)場所になりかねない。今後何十年にもわたって維持・管理していく立場である1市民として憂慮する。

政策秘書室長:調査や市民参加は事業化段階で検討する。抜本的な見直しは行わない。

議員:まず計画ありきで、後からその裏付けのために調査をするのではなく、どのようなニーズがあるか調査を行ってから計画案を決定するべきだ。

総括質問:

他自治体に先んじて戸田市いじめ防止基本方針を策定し、本案を本議会に上程したことを評価する。
しかし本案は、所管事項が調査のみと限定されている点、教育委員会からの独立性は求められていないとする点、会議・議事録等一切の例外なく非公開とするなど、改善の余地がある。
執行部より、今後、必要と判断した場合には見直しを検討していく旨の答弁もあり、必要に応じた見直しに期待し、早期の委員会設置を求め、賛成討論とする。