NPO法人「つみきの会」主催の療育ワークショップを見学。会場は戸田市立図書館本館。
今回のワークショップは、戸田市内で児童発達支援施設「コクーンファミリールーム」を運営するNPO法人繭が開催に協力。コクーンさんにはいつも、施設の見学やヒアリングなどご協力頂いており、そのご縁で参加させて頂きました。
療育とは、「障がいをもつ子供が社会的に自立することを目的として行われる医療と保育」のことで、つみきの会やコクーンファミリールームでは特に、自閉症の症状の改善に画期的な効果のあるABA(応用行動分析)を実践しています。
障がい者支援・障がい児教育は自身のテーマの1つであり、会派の課題として取り組んでいます。特にここ数カ月は、会派メンバーを誘って、市内外の療育関係の施設、教育機関の視察・ヒアリングを重ねてきました。
5/8リーフ(大手療育教室)
6/14戸田第一小(特別支援学級)
6/25県立和光南特別支援学校
7/16喜沢小(通級学級)
施設ごとに雰囲気やスタンスが微妙に違うのですが、教育関係者の皆様が一様に仰るのは、発達障がいの子どもさんは、早期の段階で、ある程度まとまった介入を行うことで、効果が出やすい、ということ。
しかしながら、例えば戸田市においては「通級クラス」(ケアの必要な児童が、通常クラスに所属しながら週一回程度通う療育プログラム。戸田市では喜沢小、美谷本小に設置)がなかなか増やせない等、通級の必要がありながら通えない児童もまだまだ多くいるとのことで、教育委員会のご担当者も、もどかしい思いをしておられる部分もあるように聞いています。
そうした不足は今後補われなくてはならないと考えられますが、そのために、「コクーンファミリールーム」のような民間の療育施設は、大きな役割を果たしていくと考えています。
さて、今日のワークショップでは、つみきの会代表の藤坂氏による療育指導を見学。自閉症児たちは、指導によりたちまち色々なことができるようになります。
藤坂氏からは「療育も普段の子育ても技術である、日々研さんして極意を身につけるべく努力している」旨のお話があり、感銘を受けました。自身の子育てを考え直す上でも、大変参考になる時間でした。