「投票率向上キャンペーン」の今後について

15.4.14投票率グラフ

「酒井いくろうフェイスブックページ」の記事にも書きましたが、今回の県議選における投票率が記録的な低投票率となってしまったことに、強い危機意識と、地方議員としての力不足を感じています。

これまで力を入れてきた「投票率向上」活動ですが、練り直しが迫られていると感じます。私1人で始めた4年前の県議選における最初の活動で、日経誌が「投票率を最大10%以上アップ」と紹介するなど大きな成果が得られた。その成功に気を良くし、選挙直前のチラシのポスティングと駅頭活動に絞った活動を、今回に至るまで各選挙で実施してきました。その一方で、地に足のついた活動が足りなかったようにも思います。

投票率向上に向けて、活動を一歩前進させるには、次のようなポイントでしょうか。

●今回の投票率低下の一因が、投票日の天気(雨天が続いた後の晴天で、多くの方が外出)
→ 期日前投票をこれまで以上に猛烈にPR。利用者が増えれば投票日の天気は関係なくなる。
→ 天気に負けてしまうのは、一票を投じる意義が浸透していないということ。その点をPR(投票率が高く、政治家の行動をよく見ている人が多ければ、住民のための政治が行われやすくなる点など)。

●ポスターや候補者のパフォーマンスを根拠に投票する人が多い、あるいは地方政治に関心のない人が多い
→ わかり易くて面白い、タイムリーな情報を継続的に発信することで、有権者の知識と関心を積み上げていく。
→ チラシ、演説、立ち話、議会だより、ホームページ、SNSなど、情報の発信方法を多様化し、あらゆる方が情報に触れられる環境を作る。

投票率向上に向けて、ご意見やアイデアは無いでしょうか?ぜひメッセージを頂けましたらと。本テーマは下記フェイスブックページにも掲載していますので、簡単にご記入頂けます。

酒井いくろうフェイスブックページ
https://www.facebook.com/sakaiikuro

活動報告チラシ「おはよう戸田」【2015年第2号】~埼玉県議選ニュース速報

15.4県議選後チラシ

(クリックで拡大します。PDF:229KB)

昨日(2015年4月12日)投開票の埼玉県議選について、速報チラシを作成。本日より駅頭で配布しています。

今回の県議選、投票率は過去最低の35.6%でした。記録的な低投票率となってしまったことに、問題意識と責任を感じ、市民の皆様が知りたい情報をタイムリーに提供することで、少しでも地方政治に関心をお持ち頂けたらと思っています。

今朝は戸田公園駅で配布。見事、当選を果たした2名の候補も早速、駅頭活動を行っていました。激戦が明けての晴れやかな表情が印象的でした。

本日は雨もあり、早めに切り上げましたが、約1時間半で200枚を配布。お受け取り下さった皆様、ありがとうございました。

県議選について

埼玉県議会議員選挙は明日が投票日となりました。

今回の選挙、争点はズバリ「議会改革」でしょう。
埼玉県議会は議会改革が進んでおらず、業者との癒着や利益誘導など、不透明な慣行が今に至るまで続いていると聞いています。
業を煮やした上田清県知事が、「プロジェクトせんたく」というグループを立ち上げ、自民党との対決姿勢を打ち出しています。今回の選挙は、この「プロジェクトせんたく」を主力とする非自民勢力が、自民党会派を過半数割れに追い込むことができるかどうか。これが随一のポイントです。

自民党が過半数を確保すれば、従来通りの県議会運営が信認を得たことになります。
また、自民党が過半数割れとなるならば、議会改革の進展が期待されます。

個人的には、現在の安倍・自民政権は景気回復に実績を上げており、今後の行政改革や規制緩和など期待する部分は大です。
一方で、県議会における自民党については、改革の必要は誰もが認める所であり、非自民勢力の躍進に期待しています。

投票率アップ・キャンペーン実施中!

県議選は明日が投票日となりました。今回の選挙も、毎度恒例となった「投票率アップ・キャンペーン」を実施しています。

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今回は↑のチラシを戸田の会メンバー4人が手弁当で作成(クリックで拡大します。PDF:319KB)

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4/6(月)戸田駅。会派全員でパチリ。

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4/9(木)戸田公園駅。マイクアピールしながらチラシ配布中。

駅頭にてキャンペーン活動を行い、一票を投じる意義や期日前投票についてアピールしました。
特に、戸田公園駅のすぐとなりには期日前投票所(駅前行政センター)があり、投票券無しでも手ぶらで、驚くほど簡単に投票ができることなどもPR。それを聞いて投票に行ったという方も何人かおられました。

また、チラシのポスティングを実施。ボランティアの皆様、大変な作業を本当にありがとうございました!

さて、お叱りを覚悟でお訴えしたいことがあります。
それは、政治家を住民のために働かせるためには、住民一人一人が投票に行くことで、「多くの住民が政治家を監視している」ことを示す以外に有効な方法は無い、ということです。なぜなら、選挙は多くの政治家にとって最大の関心事だからです。

「だれが当選するか」も、もちろん大事なことですが、一人ひとりが棄権することなく一票を投じ、投票率を上げていくことも、非常に大事です。
だれに投票するか、決まっていない方も、ぜひ投票所へ足をお運びください。期日前投票は本日も実施してますので、ぜひ一度お試し頂ければと思います。

議員である私が、他人事のように言うのは気が引けるのですが、議員のことは議員が一番知っています。あえてお訴えしました。
ウェブページ読者の皆さん!棄権することなく必ず一票を投じ、少しずつでも、この町の、この国の政治を良くしていきましょう。

戸田第一小学校、戸田中学校卒業式・入学式

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今年も地域の戸田第一小学校、戸田中学校の卒業式・入学式にお招き頂きました。

毎年のことですが、新小学一年生のまぶしいくらいにきらきらと輝く目を見るたびに、ドキドキ。また、中学校卒業生が卒業式にふさわしい格式で一斉に例をするのを見るたびに、わくわくします。子どもたち、若者たちが、これからまさに弾けようとしている、可能性のエネルギーを無意識に感じるからでしょう。自身が子育てをするようになってからは感情移入が一層強くなったように思います。

そして、思い出すのが自分自身の卒業式や入学式。新しい場所へいく不安な気持ちが忘れられません。あれから20年以上たった今、目の前の卒業生や昔の自分に言ってあげたいと思うのが、「不安を感じる必要など無い」ということです。

不安を感じている子どもたち、若者たちにメッセージを送ります。皆さんは少しづつ社会に押し出され、やがて長い社会人生活に入ります。それはまるでグラウンド一杯の草むしりをするようなものです。
グラウンド全部をきれいにするのは、大変な仕事です。しかし、その過程は目の前の草を一本づつ抜いていくこと。その積み重ねです。
グラウンド全部を一人できれいにしようと思えば、だれでも気が滅入ります。しかし、目の前の草を一本抜くことに躊躇する人はいないでしょう。そして、目の前の一本に集中することこそ、グラウンド一杯の草むしりを成し遂げるのに一番大事なことなのです。

新入学生、卒業生がこれから思い切っていろんなことに取り組んでいかれることを願っています。

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総括質問(3月議会)

15.3討論

3月議会が閉会しました。今議会において私は、市議会会派「戸田の会」を代表し、総括質問を行いました。

議会だより原稿を下に掲載します。
―――※―――※―――※―――
「協働のまちづくり」推進の加速を
「自治基本条例の理念で進めていく」

議員 引き続き「協働【※】のまちづくり」を掲げた施政方針を歓迎する。情報提供や協働の中身について更に提案していきたい。今後、協働が求められる場面として、事業の見直しにおける市民参加が挙げられる。先般の駅前駐輪場のサービス改訂や、敬老祝い金事業の縮小等では、利用者にとって望ましい改訂内容の検討や、十分な説明等に改善の余地があった。

市長 自治基本条例の理念に基づき、市民・議会・行政が連携して議論を深め、市民参加を進めてまいりたい。

議員 競艇の経営が悪化している。今後は。

市長 仮に競艇事業の赤字が恒常化した場合、継続は困難。まずは経営改善に取り組む。

議員 放課後子ども教室、青少年の居場所の充実に向けた対策は。

市長 スタッフの確保や実施時間等のニーズ把握など、充実を図る。

議員 特別支援教育の充実に向けた具体策は。

市長 本年度、次年度に通級教室【※】と特別学級【※】を増設。相談・支援においては児童・保護者の思いに応えるべく、ていねいに進める。

議員 野良猫対策は。

市長 不妊・去勢手術や里親探しなどで、「地域猫活動」を支援し、殺処分ゼロを目指す。地域の理解を得て猫の一生を全うさせ、人と猫との共存を図る。

【※】協働:市民や行政をはじめとするさまざまな主体が、同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くこと。

【※】通級教室:通常の学級に在籍する、比較的軽度の障害がある児童生徒に対して、障害の状態に応じて特別な指導を行うための教室。教科の学習は通常の学級で行う。

【※】特別学級:特別支援学級。小学校、中学校、高等学校および中等教育学校に、教育上特別な支援を必要とする児童および生徒のために置かれた学級。

埼玉県議選で駅頭活動

3.6-2

戸田公園駅にて、戸田の会メンバーで菅原県議を応援。子育て支援策について、パネルの前で話し込む方が多くおられました。

3.6

2枚目の写真は、ついでに撮影して頂いた、駅周辺の案内ボード。大きな文字で「案内図」の表示が付いて、遠くからでも見つけやすくなりました。

駅の利用者が道に迷うことが多く、過去に議会質問で提案した事項です。

「駅の出口表示について」

活動報告チラシ「おはよう戸田」【2015年第1号】

15.2レポート表面 (333x234)
表面 (クリックで拡大します。PDF:186KB)

 

15.2レポート裏面 (333x236) (2)
裏面 (クリックで拡大します。PDF:163KB)

 

駅頭その他にて配布しました。

  • 保育園、学童保育における給食・おやつの食品添加物の問題が改善へ
  • 保育園の「使用済みおむつ持ち帰り制度」廃止へ
  • がん検診が改善へ
  • 自殺者が大幅に減少(平成26年)
  • 市事業への市民参加を推進します
  • 酒井いくろうウェブページがリニューアルしました

戸田市民の自殺者が2年連続で大幅に減少

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市民の自殺者が2年連続で大幅に減少しています。一昨年(平成24年)の31人から、昨年は20人、今年は14人と急激に減少しました。

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大学生(手前)と自殺予防週間キャンペーンを実施(23年9月)

戸田市民の自殺者数は、平成21年に急上昇後、4年連続で30人を突破(上写真のグラフ参照)。当時の戸田市は自殺対策を行っておらず、早期の実施を継続して訴えると共に、個人的に自殺対策予防週間に合わせたキャンペーンを行うなどで対応してきました。

 

思えば市全体の自殺者数がピーク(年間37人)となった平成21年当時、市の担当課に自殺は個人ではなく社会全体の問題であること、行政の対策により自殺者数を減らせることなどをいくら訴えても全くというほど取り合ってもらえませんでした。その数年後、国全体の機運が高まったころからようやく本格的に相談窓口の設置や啓発活動などが始まりました。

たらればを言っても仕方がありませんが、早期に基本的な対策だけでも実施していれば、事態は変わっていたのではないかと悔やまれます。行政の判断が多くの人の命を左右することもある、ということを議員も市職員も覚えておかなくてはなりません。