活動報告チラシ「市民の意思を第一に。」【2020年度第4号】

活動報告チラシ「市民の意思を第一に。」【2020年度第4号】

第4号チラシは「チェックしないと損をする!~街づくりは行政のムダ一掃から」と題し、4年間の成果と積み残し課題をまとめたチラシです。

3期目となる今期の成果のうち、主なものは下記。
1.30億円もの不合理なハコモノ工事(市特養の新築よりも高額な修繕)を、見直しに誘導
2.コロナ問題の発生以前に、災害等に備えたリモート授業と、小中学生のタブレット1人1台体制を提言し、実現
3.議会改革委員長として3年間の任期中、次の議会改革を主導
・ICT導入によりペーパレス化。効率化とコスト削減の一石二鳥となる改革を実現
・海外派遣の大幅削減と、全額自費による海外友好都市への訪問を実施
・政務活動費のチェック強化に向けた「領収書・使途をすべてウェブ公開」実施
4.がん検査の改善。胃がん検診における内視鏡検査の導入
5.小中一貫校(戸田東小中学校)を設置

今期はこれまで以上に、市民の皆様にとって大きな価値のある成果が出たと自負しております。
上記1,2のように短期間で電撃的に成果の出たテーマもあれば、3~5のように何年も(5の小中一貫化はなんと15年!)提言し続けてようやく大きな実を結んだテーマもあります。
やはり、活動し提言し続けることが、改善への王道であると感じます。

その一方で、戸田市にはまだまだ深刻な課題が山積しています。
財政は大幅に悪化しつつあり、シニアのセカンドライフ充実、小中学生の学力向上、医療政策にも大きな改善の余地が残されています。
まずはコロナ問題に全力を尽くし、終息後にすばやく課題に取り組むことで、明るい未来が待っています。
ぜひチラシをお手にお取りいただき、ご賛同頂きますようお願いいたします。

【第4号の内容】
・「チェックすないと損をする!~街づくりは行政のムダ一掃から」
・「ハコモノ」公共施設のコスト削減と、サービス向上を!
・「長寿社会」シニアのセカンドライフ充実と、もしもの備え
・「教育」子供たちの学力と成長を促す、絞り出す
・「議会改革」議員特権の廃止、議会機能アップ
・「子育て」不安と負担感に正面から向き合います
・「医療」市の医療政策が健康・長寿を左右する!
・「行政改革・社会の効率化」税金のムダ一掃を
・ご意見募集

まずはコロナ対策に全力

ご高齢の方から、「年末年始はどうしたらいい?」というご相談がありました。
●何かあったら⇒0570-783-770(埼玉県コロナサポートセンター、24時間・年中無休)
不安に思われている高齢者は多いと思います。ぜひ拡散願います。
 
また、下記は市事業。
●コロナPCR検査費用の助成(65歳以上、上限20,000円)
お申込みはこちら⇒048-446-6479(福祉保健センター)
 
私も高齢の知人が何人か、コロナが原因でなくなっています。
ご高齢の方にとってコロナは大変な脅威となっています。
 
その一方でコロナワクチンが開発され、日本でも早ければあと半年で収束の可能性がでてきました。あと少しの間、財源と政策を集中して徹底対応を!下記を提言していきます。
・市独自のPCR補助拡大を!だれでも自宅で1000円検査
・重症患者向け病床の拡充
・高齢者施設への対策強化
・失業者・困窮者支援の拡大

活動報告チラシ「市民の意思を第一に。」【2020年度第3号】

活動報告チラシ「市民の意思を第一に。」【2020年度第3号】

第3号チラシも第1号と同じく「行政の効率化」をテーマとしたチラシです。
第1号では「効率化・ムダ一掃⇒重要課題へ投資」を掲げ、特に少子化問題と高齢化社会に即した町づくりへの注力を促す内容でしたが、コロナ問題を機に戸田市をとりまく状況も変わりました。第3号では「コロナ対策、災害対策の財源確保」を第一に提案しています。

また、第1号で提言した市特養の「新築より高額の修繕計画」撤回が決定し、決断した菅原市長の快挙として詳細をご紹介。その一方で、あらたな課題としてスポーツセンターのやはり「新築より高額の修繕計画」について取り上げています。
コスト削減、税金のムダ一掃への取り組みは尽きることがありません。課題を1つ1つ見つけては具体的にムダを指摘し、対案を提示し、市民の皆様のご賛同を募りながら進めていくしかありません。私が市議会議員である限り続いていくであろう作業だととらえています。

さらに今回は、未曽有の被害をもたらしたボートコース水害の再発を防止する画期的なアイデアをご紹介しました。国のダム政策と同じく、事前放流により再発を完全に防ぐことができます。もし実現すれば、戸田市においても、タテワリを排し、コストをかけることなく行政サービスを大幅に改善できたという素晴らしい事例になるはずです。市内の専門家2名から頂いた提言を元にした政策提言ですが、久しぶりにワクワクするテーマに出会った気がしています。

コロナ問題は大変心配されますが、そのような中でも市政を飛躍的に改善する手立てがいくつもあるのは明るい希望です。ぜひ皆様のご賛同をお願いします。

【第3号の内容】
・コロナ対策、災害対策の財源確保「市民負担の削減と、行政サービス向上の両立を!」
・不合理なハコモノ計画「撤回へ!ご協力を」
・ボートコース水害「再発防止はこれしかない!」
・快挙!ムダなハコモノ計画を撤回「市特養『戸田ほほえみの郷』の修繕計画」
・ご意見募集

 

お隣・志木市の教育政策

小中学校プールの廃止と、民間スクールへの委託が全国的な流れとなっています。昨日はおとなり志木市でも全小中学校で実現との報道があり、大変うらやましい思いで記事を読みました。

私、酒井は、戸田第一小の建て替えに伴い、本政策の導入を昨年(2019年)9月議会から3度にわたり議会質問その他により提言してきました。
一時は行政(教育委)側からも「検討する」との答弁があり手ごたえを感じていたところでしたが、最終的には導入は見送られ、今後建て替えされる戸田第一小には巨額のコストをかけた屋上プールの設置が決定しました。

年に4,5回しか実施されないプール授業のために、建設費、維持費をかけたプールを設置するのは不合理です。また、プール授業を実施しても泳げるようになる児童生徒は多くはなく、授業目標の設定や到達度の管理も不十分であるのが現状です。
それであれば、コスト面、授業の質の面、両面で優れた外部プールの活用が当然と思われます。あたり前に思える選択肢を、当たり前に選ぶよう説得できなかったことは自身の力不足です。

戸田市の教育は、大変先進的であり、テレビや新聞報道で取り上げられることも多いのですが、一方ではまだまだ課題も多いと感じます。
下記は私、酒井が現在、教育政策での課題と感じているテーマになります(すべてこれまでの議会質問で提言した内容です)
・デジタル教材の有効活用(授業中や宿題、リモートの十分な活用)
・学習中の集中力アップの面からのアプローチ(立ち机や短時間の昼寝など)
・習熟度に応じた教育内容(宿題の個別化や習熟度別クラス導入など)
・授業目標や到達度の管理(本記事参照)
・教職員の多忙解消(デジタル化による、これまでの業務プロセスの創造的破壊)
・民間活用、外部活用(例:本記事のプール授業)
・小中一貫教育の深化(例:異学年混合教育の一部導入)

デジタル・アナログに関わらず、十分な効果の認められるものはすべて導入し、学校で過ごす時間の密度を高めることで、子供たちの学力と成長を促す、絞り出す考えです。子供たちにはゆっくり大人になってほしいと思う一方で、今後の労働環境の変化、特にAI・ロボットの普及と米中対立時代の世界的な競争社会の激化を考えれば、決してのんびりとはしてられません。
今後さらに研究、提言していきます。

再始動!80年後の大構想【9月議会報告②】

6月議会で議会質問した、ボートコース水害対策の決定版「台風上陸前の事前放水」。翌7月、早くも県に対する申し入れがなされ、実現に向けた一歩を踏み出したことが分かりました。
スピード感のある対応がすばらしい。
そもそもボートコースは、80年前、金森誠之(かなもりしげゆき、内務省技師)による構想段階から、笹目川の洪水を防ぐ遊水池としての役割を兼ねたものとして計画されていました。年月を経て遊水池の役割は忘れられ、現在に至っています。昨年10月の台風19号上陸の際は、ボートコースの水があふれ、周辺地域に多大な被害をもたらしました。
遊水池として運用するには、国のダム政策と同様、台風上陸前にポンプを稼働してボートコース内の水を荒川へ放水し、水位を下げることが考えらます。しかし、これまでの常識では、事前放水などの水位調整はほとんどなされてきませんでした。7月の申し入れでは、ボートコースの水門を開閉し、水位を調整する対応の拡大が、実現に向けて動き出しました。
今後さらに、ボートコースにつながる三領水門を利用し、菖蒲川、ボートコースの水位をさらに下げることができれば、最大70万m3(25mプール2000杯分)という途方もない容積の水を貯留できることになります。今後、戸田市内全域に菖蒲川、ボートコースへの排水管等の整備を行っていくことで、戸田市はもう冠水に悩むことは無くなるかもしれません。
また、本計画はコストパフォーマンスが極めて高いのも特徴です。現在、市役所南通りに設置を計画している直径6mの地下埋設管1kmの貯水量は2.5万m3で、総工費は80億円。単純比較なら、菖蒲川、ボートコースの治水機能には2000億円の価値がある計算になります。この2000億円分は、施設整備の必要がほとんど無い、ポンプを稼働する電気代のみで得られる価値です。
今後はさらに、ポンプ稼働による事前放水や、ボートコース周囲の堤防整備についても、働きかけを行いたいと思います。

快挙!ムダなハコモノ計画の見直し【9月議会報告①】

不合理なスポーツセンターの修繕計画が進行する一方で、不合理な公共施設の修繕計画が1つ、撤回されました。
酒井が1年間、提言を続けてきた市保有の特養「戸田ほほえみの郷」の修繕計画コストは、試算時15億円、その後の計画では最低30億円と倍増。
さらに、現状の「戸田ほほえみの郷」の建物は、外見を重視した特殊な構造であるため、機能性、安全性に大きな課題があり、多額のコストをかけても、介護環境は改善されません。
(詳細はぜひ、酒井いくろうウェブページ掲載のチラシをご覧ください↓)
そこで酒井は、修繕プランに反対し、建て替えや延命修繕(短期の延命を目的とした、最低限の修繕)の選択肢を検討することを提言。昨年9月の議会質問を皮切りに、毎議会ごとに(全面中止となった3月を除く)4回にわたる議会質問を始め、この1年間活動してきました。
事態はその後、紆余曲折を経て、検討期間の延長、検討委員会の設置と進み、今議会の質問では「抜本的な見直し」、「選択肢の出し直し」が明言されました。
まだまだ気は抜けませんが、私の知る限り戸田市において1度決まったハコモノ計画を撤回した例はありません。菅原市長の決断は大きな苦汁を伴うものでしたが、市民負担をおさえ、市民便益を確保しうる快挙と言えます。
ご存知の通り、通常、行政で1度決まった計画を修正するのは大変困難です。しかし、今回のように皆様のご協力があればそれも可能です。
スポーツセンターの見直しについても、菅原市長の決断を後押しするためには、市民の皆様のご協力がどうしても欠かせません。今後は宣伝活動に加え、署名運動の実施も検討しています。皆様のご賛同、拡散をお願いいたします。

活動報告チラシ「市民の意思を第一に。」【2020年度第1号】

(クリックで拡大します)

年初に活動報告チラシ「市民の意思を第一に。」【2020年度第1号】を発行。直後からコロナ問題が激化したため、ウェブページ上では紹介が遅れていました。
本号はムダを削減し、重要課題(長寿社会のまちづくりや医療、教育、子育て分野など)への投資を提言しております。その後のコロナ問題により状況は変わり、積極的な投資よりも、まずはコロナ問題への対応や次の感染拡大、地震や洪水への備えとしての基金(貯金)積み立てに注力せざるを得ない状況となっています。
正しく状況を判断し、時宜にかなった修正を政策に加えていくことが大切だと考えます。

今号の内容

  • 行政を効率化し、重要課題への投資を!
  • 市保有の特養「戸田ほほえみの郷」の修繕計画は撤回を!
  • 医療政策を改善し、市民の命と健康を守れ!
  • 授業効率のアップで学力向上を!学校プールの授業効果改善を!

 

【この問題に注目してください!】老朽化したスポーツセンターの更新・運営コスト


【議会質問の配布資料 PDF】

Facebookに掲載した、老朽化したスポーツセンターの更新・運営コストについての続報です。9月7日(月)、本件について議会質問を行い、12の問題点を指摘しました。下記に速報として議会だより原稿と、質問時に配布した資料を掲載します。
15年で25億円もの追加コストが見込まれる、不条理な計画の撤回には、皆様のご協力が必要です。ぜひご確認の上、ご賛同下さい。

(酒井)スポーツセンター老朽化に伴う修繕等は、当初の試算とくらべて大幅にコストが膨らんでいる(プールの建替は8億の試算が15億、体育室等の修繕は16億の試算が35億円)。
そもそも現在の計画は、資産価値や補助金を考慮しない、誤解を与える試算に基づき決定されたものだ。現状の金額で計算し直すと、15年間の長期コストは、現在の修繕計画80億円のところ、建替ならば55億円で済む。
また、修繕であれば、少なくとも1年以上の施設閉鎖が見込まれるところ、建替ならば施設を利用したまま実施できる。
さらに、現状のスポーツセンターは、真四角のダイヤ型を横に2つ並べたような特殊な構造、配置となっており、デッドスペースが多く、土地利用効率は低く、管理費は高く、修繕費用の高騰にもつながっている。内容も時代に合わない。

(市民生活部長)コスト削減に配慮しつつ予定通り進めてまいる。

(議員)コスト削減で抑えられる金額は微々たるもの。コロナ問題への対応により大幅な悪化が見込まれる市財政の再建が必要な現在、計画は見直すべきだ。

全国民必読書!?コロナと医療行政について

ごく最近(6/27)出版された「疫病2020(門田隆将)」という本。コロナ対策で日本人の誰もが感じたであろう謎が、分かりやすく解き明かされています。

5/3に、酒井が掲載した記事↓
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今言うべきことではないが日本の医療行政が問題だ。

検査件数や病床確保などの体制整備、感染防御やクラスター対策中心の古い基本方針、移動制限の実施時期、テクノロジーの活用等、世界のどの先進国よりも遅れていることに、多くの国民は疑問を持っているのではないか。
首相が正しい判断を行うための情報が上がっていない、あるいは首相の示した方針が実施されていない、という事例も多いように思える。
(以下略)
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なぜ日本の行政は、中国や韓国のようにコロナ対策が機能しないのか?なぜ中国では検査件数を1日に何百万件も確保しているのに、医療先進国の日本でそれができないのか?誰もが感じた疑問ではないでしょうか。

例えば、日本が中国からの入国をストップしなかったのは、①習近平来日を控えた中国への忖度と、②中国人旅行者減によるインバウンド消費への打撃配慮が原因、との報道でしたが、首相が政策判断をする際には必ず比較考量があるはず。コロナを過小評価した情報が厚労省からもたらされているに違いないと思っていましたが、そのあたりの事情や理由について。

また、医療行政が機能しないのは、国民の健康と命を守ることを使命としない、厚労省の風土が原因であることが解説されており、その改善は小手先の組織改革などでは到底ムリであろうことが推測されます。

さて、今回の新型コロナ対策失敗を契機に、医療行政の抜本的な改善が必ずなされるようにしなくてはなりません。
まちがっても感染研や地衛研、保健所の増強という、厚労省の権限拡大で終わらせてはなりません。

同時に、戸田市は市民の健康と命を守るため、国の方針とは関係無しに、できる限り独自に医療政策(コロナ医療に限らず)を評価し、方針を決めるべきであると、再度強調したいと思います。

会派レポートを発行【今回はコロナ特集】

会派レポート13号を作成しました。早速、多くの反響をいただいています。
今回のレポートはほぼ全てコロナ特集。緊急事態宣言の下、戸田の会としてできる限りの活動を行い、いかに結果に結び付けていったか、その試行錯誤の中から第2波に備えてどのような政策を実施すべきと考えたか等々、掲載しています。
密度の濃い活動の中から1つ1つ生み出された政策提言を、ぜひご覧ください。

【↓クリックでジャンプします】
https://todanokai.com/wp-content/uploads/2020/07/kaiha_report13.pdf

早速、下記のご意見を頂きました。
「東京新聞の記事に賛成。(今回のチラシの記事の中で)保健所の増強はコロナ対策の改善につながらない、という理由を教えてほしい。」

今朝の東京新聞の記事が添えられています。記者さんがいろいろと考えて書かれた熱のある文章ですが、単なる保健所体制の強化には賛成できません。

下記のような回答をお送りしました。
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国がやるべきことは、大まかにいえば下記です。
・(検査材料や検査の実施、発熱外来、コロナ患者の受け入れ、病床確保、その他の診療報酬の引き上げ/十分な補助の実施、参入障壁の撤廃をする等により、)製薬・医療材料会社、検査会社、民間クリニック・病院の参入を促す→検査件数、医療体制の確保が実現すると同時に、医療機関の経営支援にもなる
保健所は電話相談を受ける必要がなくなり、クラスター対策や事務作業に特化できる

国の動きは遅く、このままいけば緊急事態宣言当時と同じことが起こり得ますが、すぐに国を動かす方法はありません。
戸田市としてできることは、国をあてにせず対策をとることです。たとえば今回、戸田市はすでに検査1件あたり1万円、患者1人あたり1日10万円を補助する制度を作っていますが、これは医療機関が参入を決断しうる、十分な水準の金額設定です。今後は医療機関以外が検査キットを購入する際にも補助金を出し、医療機関以外の検査拡大も図るべきでしょう。

また、保健所職員の人数を増やせば職員の負担は減るかもしれませんが、それ以外は第1波と変わりありません。検査は受けられず、入院待機者があふれ、医療機関職員は疲弊します。
保健所で、新人の専門職員を増員したところで、第2波には間に合いません。事務職員であれば他部局からの一時的な移動で対応すべきと思いますが、これは通常のオペレーションと違いは無いと思われ、恒久的な保健所体制の増強というような話ではありません。
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今やるべきは、保健所の職員増のような話ではなく、あくまで検査件数、医療体制の確保が第一です。

医療行政の失敗は、人の命にかかわります。
本件について他会派のチラシで非難を受けていますが、強い風当たりがあるのを承知で提言したり記事を書いたりするのもそのためです。