きょうの一言

菅発言
「円、90円台半ばが適切」菅財務相(日経新聞)
為替相場を担当する大臣の、前触れない超・重大発言。
案の定、為替相場は大混乱。金融機関のマーケット担当者からは疑問の声が聞かれたそうです。


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諸外国では、政府要人とりわけ相場に影響を与える立場にある人の発言は、時間を決めて行うのが常識。重要な記者会見や講演会などは、何日も前から予定が分かっています。
今回の菅氏や、前財務相の藤井氏、また亀井郵政・金融担当大臣などのように、突然に重大発言をすれば、株式や為替などマーケットの混乱は避けられません。
菅氏の発言は、「日本経済に良かれと思って発言したのかもしれない(日経新聞から抜粋)」。しかし、これでは政府はマーケットの信頼を得ることはできず、長い目で見ればマイナスでしょう。
それにお構いなしの発言は、大臣のマーケットに関する知識のなさを露呈してしまいました。
菅さんといい、亀井さんといい、「弱い立場にある者を救済したい」という思いのあるいい人なのだろうと感じられますが、勉強不足が残念な感じです。
(こんな偉そうなこと言うと、「おまえはどうなんだ?」という突っ込みを頂きそうですが、、、)