残念、落選。

4/26(日)投票日の統一地方選に友人が、ある自治体で新人として出馬。私も先週の平日、選挙を手伝いに行きました。これはという面白い経歴の人物でしたが、結果は100票差もないような僅差の落選。開票が最終的に確定するまで当落は全く読めず、最後まで気を揉みましたが、最後は大変残念な思いでした。

選挙に当選しさえすれば、議員として身分が保障される一方、落選してしまうと、向こう4年間はやりたい仕事が1つもできなくなります。私の友人も、長期にわたり勉強や選挙準備を行ってきましたが、今回の結果で今後4年間の人生は天と地ほどの開きができたことになります。私も僅差落選の経験がありますが、その無念さは、味わったことのある者にしか分からないでしょう。選挙というのは政治家にとって厳しい制度であると言えるのではないでしょうか。

反対に、有権者の視点から見れば、全く逆のことが言えます。一票一票を積み重ねることで、政治家の顔ぶれを一変させられる。政治をがらっと変える可能性がある。その意味で、選挙は非常に良い制度だと思います。

先週の一週間、晴れの日かと思えば急に雨が降ったり、暴風雨が吹いたりと、天候の安定しない日が続き、選挙運動をするにも苦労させられました。お日様の下に住んでいる私たちは、雨が降ったり風が吹いたりの悪天候から逃れることは出来ず、そのたび毎に右往左往させられるわけです。

明日の天気は晴れでしょうか?雨でしょうか?

たとえ明日の天気は選べないとしても、明日の政治は選べます。私たちの一票一票を積み重ねることで、明日の政治は選ぶことができるのです。
決して政治をあきらめることなく、一票を投じることで、少しづつでもこの町の、この国の政治を良くしていこうではありませんか。

「投票率向上キャンペーン」の今後について

15.4.14投票率グラフ

「酒井いくろうフェイスブックページ」の記事にも書きましたが、今回の県議選における投票率が記録的な低投票率となってしまったことに、強い危機意識と、地方議員としての力不足を感じています。

これまで力を入れてきた「投票率向上」活動ですが、練り直しが迫られていると感じます。私1人で始めた4年前の県議選における最初の活動で、日経誌が「投票率を最大10%以上アップ」と紹介するなど大きな成果が得られた。その成功に気を良くし、選挙直前のチラシのポスティングと駅頭活動に絞った活動を、今回に至るまで各選挙で実施してきました。その一方で、地に足のついた活動が足りなかったようにも思います。

投票率向上に向けて、活動を一歩前進させるには、次のようなポイントでしょうか。

●今回の投票率低下の一因が、投票日の天気(雨天が続いた後の晴天で、多くの方が外出)
→ 期日前投票をこれまで以上に猛烈にPR。利用者が増えれば投票日の天気は関係なくなる。
→ 天気に負けてしまうのは、一票を投じる意義が浸透していないということ。その点をPR(投票率が高く、政治家の行動をよく見ている人が多ければ、住民のための政治が行われやすくなる点など)。

●ポスターや候補者のパフォーマンスを根拠に投票する人が多い、あるいは地方政治に関心のない人が多い
→ わかり易くて面白い、タイムリーな情報を継続的に発信することで、有権者の知識と関心を積み上げていく。
→ チラシ、演説、立ち話、議会だより、ホームページ、SNSなど、情報の発信方法を多様化し、あらゆる方が情報に触れられる環境を作る。

投票率向上に向けて、ご意見やアイデアは無いでしょうか?ぜひメッセージを頂けましたらと。本テーマは下記フェイスブックページにも掲載していますので、簡単にご記入頂けます。

酒井いくろうフェイスブックページ
https://www.facebook.com/sakaiikuro

県議選について

埼玉県議会議員選挙は明日が投票日となりました。

今回の選挙、争点はズバリ「議会改革」でしょう。
埼玉県議会は議会改革が進んでおらず、業者との癒着や利益誘導など、不透明な慣行が今に至るまで続いていると聞いています。
業を煮やした上田清県知事が、「プロジェクトせんたく」というグループを立ち上げ、自民党との対決姿勢を打ち出しています。今回の選挙は、この「プロジェクトせんたく」を主力とする非自民勢力が、自民党会派を過半数割れに追い込むことができるかどうか。これが随一のポイントです。

自民党が過半数を確保すれば、従来通りの県議会運営が信認を得たことになります。
また、自民党が過半数割れとなるならば、議会改革の進展が期待されます。

個人的には、現在の安倍・自民政権は景気回復に実績を上げており、今後の行政改革や規制緩和など期待する部分は大です。
一方で、県議会における自民党については、改革の必要は誰もが認める所であり、非自民勢力の躍進に期待しています。

投票率アップ・キャンペーン実施中!

県議選は明日が投票日となりました。今回の選挙も、毎度恒例となった「投票率アップ・キャンペーン」を実施しています。

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今回は↑のチラシを戸田の会メンバー4人が手弁当で作成(クリックで拡大します。PDF:319KB)

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4/6(月)戸田駅。会派全員でパチリ。

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4/9(木)戸田公園駅。マイクアピールしながらチラシ配布中。

駅頭にてキャンペーン活動を行い、一票を投じる意義や期日前投票についてアピールしました。
特に、戸田公園駅のすぐとなりには期日前投票所(駅前行政センター)があり、投票券無しでも手ぶらで、驚くほど簡単に投票ができることなどもPR。それを聞いて投票に行ったという方も何人かおられました。

また、チラシのポスティングを実施。ボランティアの皆様、大変な作業を本当にありがとうございました!

さて、お叱りを覚悟でお訴えしたいことがあります。
それは、政治家を住民のために働かせるためには、住民一人一人が投票に行くことで、「多くの住民が政治家を監視している」ことを示す以外に有効な方法は無い、ということです。なぜなら、選挙は多くの政治家にとって最大の関心事だからです。

「だれが当選するか」も、もちろん大事なことですが、一人ひとりが棄権することなく一票を投じ、投票率を上げていくことも、非常に大事です。
だれに投票するか、決まっていない方も、ぜひ投票所へ足をお運びください。期日前投票は本日も実施してますので、ぜひ一度お試し頂ければと思います。

議員である私が、他人事のように言うのは気が引けるのですが、議員のことは議員が一番知っています。あえてお訴えしました。
ウェブページ読者の皆さん!棄権することなく必ず一票を投じ、少しずつでも、この町の、この国の政治を良くしていきましょう。

戸田第一小学校、戸田中学校卒業式・入学式

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今年も地域の戸田第一小学校、戸田中学校の卒業式・入学式にお招き頂きました。

毎年のことですが、新小学一年生のまぶしいくらいにきらきらと輝く目を見るたびに、ドキドキ。また、中学校卒業生が卒業式にふさわしい格式で一斉に例をするのを見るたびに、わくわくします。子どもたち、若者たちが、これからまさに弾けようとしている、可能性のエネルギーを無意識に感じるからでしょう。自身が子育てをするようになってからは感情移入が一層強くなったように思います。

そして、思い出すのが自分自身の卒業式や入学式。新しい場所へいく不安な気持ちが忘れられません。あれから20年以上たった今、目の前の卒業生や昔の自分に言ってあげたいと思うのが、「不安を感じる必要など無い」ということです。

不安を感じている子どもたち、若者たちにメッセージを送ります。皆さんは少しづつ社会に押し出され、やがて長い社会人生活に入ります。それはまるでグラウンド一杯の草むしりをするようなものです。
グラウンド全部をきれいにするのは、大変な仕事です。しかし、その過程は目の前の草を一本づつ抜いていくこと。その積み重ねです。
グラウンド全部を一人できれいにしようと思えば、だれでも気が滅入ります。しかし、目の前の草を一本抜くことに躊躇する人はいないでしょう。そして、目の前の一本に集中することこそ、グラウンド一杯の草むしりを成し遂げるのに一番大事なことなのです。

新入学生、卒業生がこれから思い切っていろんなことに取り組んでいかれることを願っています。

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総括質問(3月議会)

15.3討論

3月議会が閉会しました。今議会において私は、市議会会派「戸田の会」を代表し、総括質問を行いました。

議会だより原稿を下に掲載します。
―――※―――※―――※―――
「協働のまちづくり」推進の加速を
「自治基本条例の理念で進めていく」

議員 引き続き「協働【※】のまちづくり」を掲げた施政方針を歓迎する。情報提供や協働の中身について更に提案していきたい。今後、協働が求められる場面として、事業の見直しにおける市民参加が挙げられる。先般の駅前駐輪場のサービス改訂や、敬老祝い金事業の縮小等では、利用者にとって望ましい改訂内容の検討や、十分な説明等に改善の余地があった。

市長 自治基本条例の理念に基づき、市民・議会・行政が連携して議論を深め、市民参加を進めてまいりたい。

議員 競艇の経営が悪化している。今後は。

市長 仮に競艇事業の赤字が恒常化した場合、継続は困難。まずは経営改善に取り組む。

議員 放課後子ども教室、青少年の居場所の充実に向けた対策は。

市長 スタッフの確保や実施時間等のニーズ把握など、充実を図る。

議員 特別支援教育の充実に向けた具体策は。

市長 本年度、次年度に通級教室【※】と特別学級【※】を増設。相談・支援においては児童・保護者の思いに応えるべく、ていねいに進める。

議員 野良猫対策は。

市長 不妊・去勢手術や里親探しなどで、「地域猫活動」を支援し、殺処分ゼロを目指す。地域の理解を得て猫の一生を全うさせ、人と猫との共存を図る。

【※】協働:市民や行政をはじめとするさまざまな主体が、同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くこと。

【※】通級教室:通常の学級に在籍する、比較的軽度の障害がある児童生徒に対して、障害の状態に応じて特別な指導を行うための教室。教科の学習は通常の学級で行う。

【※】特別学級:特別支援学級。小学校、中学校、高等学校および中等教育学校に、教育上特別な支援を必要とする児童および生徒のために置かれた学級。

埼玉県議選で駅頭活動

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戸田公園駅にて、戸田の会メンバーで菅原県議を応援。子育て支援策について、パネルの前で話し込む方が多くおられました。

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2枚目の写真は、ついでに撮影して頂いた、駅周辺の案内ボード。大きな文字で「案内図」の表示が付いて、遠くからでも見つけやすくなりました。

駅の利用者が道に迷うことが多く、過去に議会質問で提案した事項です。

「駅の出口表示について」

12月議会

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12月議会の一般質問は、1.保育園の質向上へ向けた取り組みについて、2.がん死亡率の抑制に向けた検診内容・方式等の再検討について、3.地域の活力アップに向けた新産業の誘致について、質問を行いました。 どれも今年一年、調査検討してきた大きなテーマです。

1点目の質問では、公立保育園における(排泄物のついた)使用済みおむつの処分方法を、従来の「保護者が持ち帰る」方式から、「各園が処分する」方式に切りかえるとの答弁がありました。また、1年前の一般質問にて要望した、保育園・学童保育の給食・おやつの添加物削減について、抜本的な改善が図られたことが示されました。

2点目の質問では、市の胃がん検診において、従来のバリウムを飲む「X線検査」に加えて、効果が高く体への負担も軽い「内視鏡検査」も選択できるようにするとの答弁がありました。これまで多くの専門医に指摘されてきた点について、ようやく改善が図られることになりました。

3点目のテーマである産業の活性化は、戸田市の税収確保、また地元雇用の確保やコミュニティ活性化の面でも大事なポイントです。答弁中、企業の誘致や支援について、今までにない積極的な見解が示されました。担当部局がこれまでの既存企業の流出防止を中心とした施策を脱し、1つ上を目指す姿勢を示したことは大変心強く、期待しています。

(質問の映像は下記リンク)

http://www002.city.toda.saitama.jp/gikai/g07_Video_View.asp?SrchID=2391

 

一般質問の議会だより原稿を掲載します。

――― * ――― * ――― * ―――

「公立保育園の使用済みおむつ処分は」

「保護者が持ち帰る方式は廃止へ」

(吹き出し)感染症対策の徹底を‼

 

酒井:①公立保育園では、排泄後の使用済み紙おむつを保護者が持ち帰る方式(私立園の大多数は園で処理)。不便である上、国の感染症予防ガイドラインに沿わない状態が、H24に指摘後も放置されており危険である。②過日要望した給食やおやつにおける添加物等の削減への取り組みは。

こども青少年部長:①28年度初頭をメドに、各園処分に切り替える。②従来より厳しく、学校給食法を基準に調理。食品添加物の少ない物を納入できる業者に変更。おやつは素材を生かして手作りし、極力調味料の使用を控えるようにした。

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【使用済みおむつ等、汚物処理の不徹底は嘔吐下痢症等の集団感染につながります】

 

「がん検診を受けやすく、効果のあるものに」

 

酒井:①胃がん検診における内視鏡検査、乳がん検診における超音波検査の導入および毎年実施や対象年齢の拡大検討を。②市外医療機関で受診できるように。

福祉部長:①内視鏡検査は導入の方向で検討。その他は当面そのまま。②市外医療機関でも受診できる形が市民にとっては望ましいが、蕨戸田医師会との関係等により実現は不可能。

 

その他の質問

酒井:新産業の誘致策として、誘致専用ホームページ新設、事業所物件の紹介、市内企業のホームページ掲載、補助金や提携先紹介などは。

環境経済部長:進めてまいりたい。

開封展~友好都市の中国・開封市の展覧会、今週末です~

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今週末の12/19(金)~21(日)、戸田市文化会館で、中国・開封市との友好都市締結30周年を記念し、展覧会が開かれます。

 

本展覧会の開催と、中国・開封市との交流のあり方については、10月の友好交流委(市議や市民代表を委員とする。酒井も委員の1人。)において緊迫した激論が交わされました。

 

まず、私が「日中関係が悪化した現状においても、両市の友情はこれまでどおりであることを確認しておくのが肝心。現状、代表団の相互派遣という形が無理であっても、何らかの交流事業(開封展)を行うことには大きな意義がある」と口火を切りました。

 

次に、委員2名から、「(開封展は)こちらからお願いして実施するような事業ではない」「友好関係の継続についても、再検討を視野に入れては」という趣旨の発言があいついでありました。

 

さらに、別の委員2名から、「(両市の立場はそれぞれだが、)歩み寄りも大事」「(対立を続けるのは)売り言葉に買い言葉となってしまう」旨の発言がありました。

 

これらの発言を受け、市長が開封展の開催「実施」を裁定し、全委員が同意。開催が決定しました。

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草の根交流の一番の意義は、隣国への理解や結びつきを作っていくこと、それにより国どうしの関係が悪化した際も決定的な衝突を避けるためのものだと考えます。

日中関係が悪化している今こそ、これまでの交流事業の真価が問われていると言えるでしょう。逆に、いま交流をやめてしまうならば、30年間の交流は全て税金のムダだったということです。

 

友好都市との交流は必ずしも実のあるものとは言えない部分もあります。見直しも必要でしょう。しかし今は、あえてこれまで通りの交流を淡々と続けるべき時期です。

 

その意味では、両市において、交流30周年の記念式典を行えれば一番でしたが、せめて今回の開封展が開催できることを喜びたい。

そしてまた、これをきっかけに交流事業の再検証を行い、長期的な視点でお互いにとって価値のある関係を目指していきたいと思います。

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この写真は11/1放送のJCN埼玉「健康教育を通じ、日本と中国が交流」と題した、川口市における交流事業のニュース。このご時世でも、親しく交流を行う自治体もあるのです。

戸田市の乳がん啓発

戸田市は乳がん啓発運動(ピンクリボン運動)が盛んです。

イベント「ピンクリボンウォーク」開催や、後谷公園にピンクリボンイルミネーションを設置。今年は戸田市福祉保健センターをピンク色でライトアップし、ピンクリボンツリーを飾ったりもしています。

写真は先日、福祉保健センター内「CAFÉこるぽ」子どもコーナーを見学した際に撮影したものです。

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↑入口には、乳がん検診ののぼりと、今週末の「健康福祉まつり」のポスターも貼られています。

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↑これが「ピンクリボンツリー」のようです。12月に入ったらそのままクリスマスツリーとして使えそうですね。

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↑ライトアップ用の照明に、赤いフィルムが張られています。夜に再度訪問してみると。。

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↑見事、ピンク色のライトアップになりました。このあたりは夜間、人通りが少ないのが惜しい。

がんばってアピールしてますね。その成果は↓↓↓(県内・乳がん検診の受診率%ランキング)無題

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