私は戸田市役所の窓口が嫌いではありません。職員の方は親身で、また利用者を「お客様」と呼ぶなど、一部「過剰なのでは?」と思うほどていねいな応対。実は、私が戸田を好きになったきっかけも、窓口の職員の方が親切だったことです。
そんな窓口手続きにも改善すべき点があることを知ったのは、市民のAさんとのメールのやりとりからでした。
Aさんが、ある申請の手続きをしようとしたところ、次の書類を要求されたそうです。
①申請書 ②戸籍謄本(450円)③住民票(200円)④改製原戸籍謄本(750円)⑤銀行通帳 ⑥年金手帳 ⑦印鑑 ⑧身分証明
②③④は市役所内で発行している書類です。つまり、役所内のある窓口で発行している書類を、別の窓口が要求する、ということが行われているということ。当然、書類を取得する手間や、発行手数料(合計1,400円!)がかかります。
さっそく調査を行ったところ、市役所の44種類の申請でこうした書類を要求しており、年間5,000件以上の手続きが行われていることが分かりました。
ヒアリングを行ったところ、改善は十分可能と考えられたため、3月議会において一般質問を行い、執行部から全庁的な課題として研究する旨の答弁。またその後(非公式ながら)、前述Aさんにご指摘頂いた手続きについては改善できそうである旨、回答がありました。
手続きで融通のきかない様は、「お役所仕事」の言葉通り、役所への不満の象徴です。気付いてしまえば「なんで今までこんなだったの?」というようなことですが、お役所の常識にとらわれず、素直に指摘したことが改善につながりそうであることに、小さな手応えを感じました。
ウェブページ読者のみなさんも、行政の仕事で「これはおかしい」と感じたことはありませんか?もし何かあれば是非、酒井にお知らせください。
卒業式
戸田中学校卒業式に出席。去年と同じく、桜の花が満開の卒業式でした。
なんと!錚々たる顔ぶれの来賓を代表して、祝辞を述べさせて頂きました。この1年で人前で話すことに慣れたせいか、緊張することもなく大任を果たしてきました。
少しでも卒業生のみなさんへのエールになればと思い、こんな話をしてきました。
3月21日・市長選について③「投票率は39%」
市長選の投票率について、市内に住んでいる同年代の友人から、こんなメールをもらいました。
(この友人は自然保護にとりくんでいますが、神保さんが行ってきた「緑のまちづくり」に共鳴し、今回選挙運動を応援してくれました)
以下、メールを転載します。
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ただ、開票結果の投票率は、こんなに低いものだったのかと驚きました。
平成14年の時も30%台と低く、これが通常なのかもしれませんね。
駅立ちしたときの市民の反応の悪さは、選挙活動の広報が終盤だったからというのはあまり関係なかった、やはり関心がないから、というのが正しい見方でしょうね。
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(転載おわり)
それに対する私からの返信。
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市民の関心が薄いのは、我々政治家の責任でしょう。
関心を喚起するような手法を取ってこれなかったことや、選挙を「説得」ではなく「依頼」ベースのものに愚劣化してきた罪は大きいと思っています。
チラシはどれも大した内容ではなく、面白くもない。
候補者同士が討論する場があるわけでもない。
これじゃ政治意識は高まらないでしょう。
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私は、前の記事(3月21日・市長選について②)にも書いたとおり、政治家は政策と実行力だけで評価するべきだと思っています。
今まで、政策を具体的に訴えるような選挙はありませんでした。
「人にやさしい町」とか「元気な町」とか、理念だけを訴え、あとは握手をしたり選挙カーを走らせたりして、投票を「お願いする」というスタイルが主流であり続けてきたのではないでしょうか。
これでは候補者のちがいが分からず、有権者は「自分の投票行動が、国や地域の将来とどう結びつくのか」が分かりません。
選挙への関心があまり上がらなかったのも、このせいでしょう。
その意味で、昨今のマニフェスト選挙は良い。
候補者の政策の違いがはっきり分かります。
今回、神保さんのマニフェストは、全候補者の中でもとりわけ充実した内容でした。
その神保さんが当選したのは、マニフェスト選挙が成功したことを意味します。
つまり、「お願いする」選挙から「説得する」選挙への変化が(わずかながら)おこってきていると言えます。
今後もこの流れをとぎれさせることなく、政策のちがいを訴え、有権者がさらに関心を持つような工夫をしていきたいと思っています。
3月21日・市長選について②
皆様ご存知の通り、先の市長選でじんぼ国男さんが当選しました。
前回の記事(3月21日・市長選について)で書いたとおり、私はじんぼさんを支持。
①財政支出を抑え、住民の住みやすい町を地道に作ってきた実績・実力
②前回のマニフェストの9割以上を実現した実行力
③今回のマニフェストの充実度
、、、などから見て大差の当選は順当な結果であり、われわれ戸田市民は正しい選択をしたと思っています。
わたしの仕事は、あらゆる手段を通じて戸田市をいい町にすること。
戸田市を安定して運営し、さらにいい町にしていくためには、じんぼさんに次期市長職を遂行して頂くのが最善と考え、駅立ちやチラシ配布など、選挙運動を手伝ってきました。
運動の中では、できる限りじんぼさんの実績や政策を訴えました。自分の選挙の時と同様です。
なぜなら、政治家の評価(=投票行動)は政策と実行力だけで行うべきだと思っているからです。
「1票ください」などと投票を依頼されたからといって、その人にわが町の将来を託すべきかどうかとは関係ありませんし、また人柄や人格などは、一生付き合っても理解しつくせるものではないからです。
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さて、肝心なのはこれからです。
自分の応援した候補が、これから適正に市政を運営していってくれなくては困る、という責任感、重圧感を強く感じています。
なぜなら、マニフェストは市民全員との約束事項であり、またじんぼさんのマニフェストは、じんぼさんを応援した者全てのマニフェストだと考えるからです。
今後、特にじんぼさんに投票した方には、マニフェストが実行されているかどうか見守って頂きたいと思います。
私も4期目じんぼ市政に期待し積極的に協力するとともに、戸田市の改革が進んでいるか、市政運営が適正になされているか、厳しくチェックもしていくつもりです。
きょうの一言③「温室効果ガス25%減」のまやかし
すっかり政権批判のコーナーになりつつある「きょうの一言」。
戸田市長選にからんでの民主党批判と受け取られては困ると思い、掲載を控えてきましたが・・・今回も極めて深刻。
華々しく「25%減」をぶち上げておきながら、「どんなに頑張っても、削減できるのはいいとこ15%でした」と自ら認めちゃいました、という話。
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(記事抜粋)
国内のみで15%以上=温暖化ガス削減目標-政府が行程表素案(2月2日11時34分配信 時事通信)
政府が検討している「温室効果ガス25%減」目標達成に向けた行程表(中長期ロードマップ)の素案が2日、明らかになった。工場などのものづくりや家庭・オフィスといった日々の暮らしでの地球温暖化対策を強化し、国内だけで15%以上削減することを検討。残りは海外からの排出枠購入などで埋め合わせる。(抜粋終わり)
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なぜ足りない分を外国から買うのが、最初から目標に入ってるのか?
排出権を購入するということは、日本人が払った血税を、何の対価もなしに海外に支払うということ。
なんの環境対策にもなりません。
そして、排出権購入の原資は、増税と国債発行でしょう。
世界最悪の財政赤字を抱えるわが国が、これまで以上の赤字国債を発行すれば、どんなことになるか。
国防や福祉や教育など、わが国の将来を抵当に入れてまで、無価値なものを買うというのか。
好意的に見れば、目標を立てる際の見積もりが甘かったということ。
最初から分かっていてムリな目標を立てたのであれば、確信犯的に売国行為を行ったということになります。
「きょうの一言②」で記事にした「外国人参政権」の問題といい、現政権は一体だれのために政治を行っているのか。
日本人にとっての利益がまったくわかりません。
不在のお詫び
この1カ月以上、3月議会、戸田市長選挙その他、記事にしたいことは増える一方、ブログを更新する余裕がなく、ご愛読の皆様には失礼しました。
これから遡って更新していきたいと思います。
【2/13(金)競艇議会】
午前- 競艇議会
午後- チラシ配布、ヒアリング(@早瀬)
午前中は戸田競艇組合議会に出席。
戸田競艇は、戸田市だけではなく、蕨・川口を含む3市で運営されており、その審議を行うのが競艇議会。3市の市議が、競艇議員を兼務しています。
戸田市の市議会議員の大部分は、制度上「衛生センター議会(戸田市・蕨市で運営)」か「競艇議会」のいずれかの議員を兼ねています。
私は昨年度、衛生センター議員だったため、競艇議会は今回初の出席です。
本議会では、議員の改選に伴う手続きに続いて、予算案が上程、審議されました。
近年、競艇の人気が下がる中で、いかに「①売り上げを確保し、②(外部委託などにより)コストを抑えるか」ということが課題となっています。
私も一議員として、市の財源確保と、競艇場周辺の住民の方の不満解消に貢献していきたいと思います。
早瀬の方からご要望②
午後からは早瀬でチラシの配布&ヒアリング。
早瀬では、同様の活動を1月にも実施しています。
ご参考:【1/23(土)早瀬の方からご要望】
https://sakai-ikuro.com/archives/2010/01/post_356.html
今回、早瀬2丁目の方から、「大雨のときに“下水で”道路が冠水する。ひどい時には床上浸水することもある」との苦情をお聞きしました。
ブロック塀に冠水のあとがあります。
こちらのお家は床上浸水。一番最近は、7~8年前とのこと。
床上浸水の時は、荷物を全部2階に運んでやり過ごすのだそうです。これはしんどい。
即日、市役所の担当課でヒアリングを実施。
次のような話をお聞きしました。
早瀬2丁目での対応について:
まず、こちらのエリアは(地形的に)もともと冠水しやすいそう。
そこで、大雨のときに雨水をさくら川に排水するためのポンプを取り付けたとのこと。
ちなみにポンプがあるのは、さくら川沿岸では早瀬2丁目の1か所のみだそうです。
下水について:
こちらのエリアは、雨水と下水を分流(分けて排水&処理)しているため、大雨で“下水が”あふれることは考えづらいとのこと。
→おそらく、冠水している水は“下水”ではなく雨水ではないか。
今後の取り組みについて:
以前から、冠水対策には取り組んでいる。
・下水道の整備
・分流化の徹底
・下水処理場の処理量アップ、、、など。
しかしながら、戸田市は地形的に冠水しやすいため、全てのエリアで冠水をなくすのは非常に難しい。コストも時間も相当必要。
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担当課でうかがった話を総合したところ、
・冠水防止のための総合的な努力をしていること
・1つのエリアを急に改善することは難しく、総合的な取り組みによって少しづつ改善されていくこと
、、、などが分かり、担当課の努力不足が原因ではないようであることが分かりました。
それでも、住民の方にとっては、
・“下水が”漏れているのではないか、という不安
・苦情を伝えても、十分に説明してもらえなかった不満
、、、などがあったため、市役所に対する不信感につながったと考えられました。
そこで担当課の方には、「今後、住民の方から苦情があった際は、ご面倒でも今日、酒井にして頂いたような説明を、住民の方にもして頂きたい」旨、要望させて頂き、ヒアリングを終えました。
2/6(土)和光市で見学
和光市の市議団「新しい風」のタウンミーティングを見学。
和光市は、議会改革や活性化で進んだ取り組みを行っています。
そんな中で、議員の方たちがどのような政治活動を行っているのか?
また、和光市は戸田市と共通点が多い(同じ埼玉南部にある点や、財政、社会経済状況など)。そこで、和光市の施策は戸田市にとっても参考になるのではないか?
そのようなことを考え、1度名刺交換をさせて頂いただけの井上わたる議員に、図々しくもお願いし、見学させて頂きました。
井上わたる議員:
http://inouewataru.blog.shinobi.jp/
タウンミーティングでは、和光市議会の事業仕分けを実施。和光市議会では、もともとムダが少ないため、テレビで見るような激しいやり取りはありませんでした。
和光市議会の特徴は、
・県外視察は年1回だけ。旅費は必要最小限。
・海外視察はナシ。姉妹都市交流もナシ。
・通勤手当(費用弁償といいます)ナシ。戸田は1回3千円。
・市民への公開をうながすため、日曜議会を実施。
・市民が議会において意見を述べることができる(=参考人招致)。
、、、など。
戸田市も議会改革では進んでいる方のようですが、和光市はさらに一歩先を行っている感があります。戸田でも議員同士の話し合いの中から、市民の関心を高めるような改革を進めていきたいと思います。
チラシ配布②2/5(金)
戸田駅西口南側(サミット前)で朝7:00~9:00に実施。
この日は朝の気温がマイナス4℃。どれぐらいの寒さかというと、めまいがするほどの寒さでした(泣)
用意した100部を配り終えるや、逃げ帰るように撤収!
受け取って頂いたみなさん、ありがとうございました。