【1/22(金)戸田ヶ原ヒアリング】

10:00- 議会だより編集委員会
14:00- ヒアリング(戸田ヶ原自然再生事業について;@埼玉県生態系保護協会)
16:30- うち合わせ
今日のメインイベントは、戸田ヶ原再生事業についてのヒアリング。
これまで何度かウェブページでも扱ってきたとおり、酒井はこの事業に並々ならぬ関心を持っています。
ご参考:
予定地・見学レポート
https://sakai-ikuro.com/archives/2009/11/post_335.html
「田島ヶ原」見学レポート
https://sakai-ikuro.com/archives/2009/10/post_334.html
文教建設委員会での説明
https://sakai-ikuro.com/archives/2009/09/post_333.html
果たして、戸田市のコミュニティ再生の切り札となるのか?
あるいは、税金のムダ遣いに終わるのか?
現在まで市執行部から提出された資料が少ないこともあり、現時点では判断がつけづらい状態です。
そこで今日は、事業の立案を委託している埼玉県生態系保護協会に個人的に申し込み、ヒアリングをさせて頂きました。
戸田ヶ原の自然は、本当に再生する価値があるのか?
人工的に作った湿地は「自然」なのか?
成功する見込みは?
コストは?
他の目的での土地利用の可能性は?
・・・聞きたいことはたくさんあります。
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さて、協会本部のある大宮駅近辺のビルへ。
ヒアリングの中で、次のような説明を受けました。
・戸田ヶ原の再生は、利用価値の面からも、自然保護の面からも、価値の高いものであること。
・再生された自然は当然、人工的なものだが、再生した後はなるべく人の手を入れずに維持できるものにすること。
・コスト面は、自治体でムリなく負担できるレベルの計画とすべきこと。
特に印象的だったのは、市民にとっての利用価値について。
ボランティアを地元で気持ちよくやれる場所として、またシニアの方や子どもの散歩や自然学習の場としての価値。
しかも、現在は有効活用できていない、今後も活用しづらいエリアを利用するため、資産の有効活用にもなる。
ジョギングやサイクリングの利用者との住み分けをうまく行えば、共存もできそう。豊かな自然の中を走るのは、気持ちよさそうです。
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今日のヒアリング全体として、非常に良い印象を持ちました。戸田ヶ原の自然には価値があり、将来にわたって楽しめる夢のある事業になりそうです。
上記「ご参考」の記事をお読みいただけば分かる通り、私は計画に対して「慎重」「懐疑的」でしたが、今日のヒアリングでやや「賛成」に傾いた感があります。
あとはコストですね。今後の計画を厳しくチェックし、最終的に賛否を判断したいと思います。

1/21(木)元気いきいき教室

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上体をひねる運動をしているところです。
今日はコンパル(笹目コミュニティセンター)で開催されている、介護予防のとりくみ「元気いきいき教室」を見学させてもらいました。
この事業は、介護保険法の地域支援事業「通所型介護予防事業」に位置づけられているとのこと。
医師により「介護予防の実施が適当」と判断されたシニアの方のうち、本人の希望のあった方を対象としています。
平均年齢は75歳。中には90歳近い方も参加されています。
今回はまだ3回目ですが、3か月のプログラムが終わるころには体が動きがよくなる、腰の曲がりが直る、さらには若返る、などの目に見えた改善があるそうです。
最初のうちはみなさんやや緊張気味のようでしたが、インストラクターさんが冗談や世間話を交え、参加者のみなさんを乗せていきます。
事業を委託している民間の業者さんの方だそうですが、上手ですね…!感心しました。
1時間半のクラスの後には体を動かした後のさわやかな笑顔に。周りの方たちと冗談を言い合ったりするなど、同じ方たちとは思えないほど若やいで見えました。
普段はテレビの前でじっとしているみなさんだそうです。こうしてクラスにやってきて体を鍛え、出歩けるようになる。そうなれば、周りの人と少しづつでも関わりを持てるようになる。
独居世帯や、老老世帯のシニアの方にとって、これは幸福度(QOL=クオリティ・オブ・ライフ)高そうですね。
介護予防の第1の目的は本来、「自治体の介護予算が抑えられる」ということですが、もう1つの目的「シニアの方が元気でいられる→好きなことをやっていられる期間が延びる→幸福度が大きくアップする」ということもとても大事だと思います。
シニアのみなさんには、何歳になっても「やればできるんだ」ということを、改めて見せて頂きました。現在は、活躍する場が減ってきているだけなのです。
今後は、介護予防を卒業し、出歩けるようになったシニアの方が活動できる場をいろいろと用意していきたいですね。

「シニアの方が活動する場」

前の記事「1/21(木)元気いきいき教室」の中の、「シニアの方が活動する場」についてです。
現在は各地域や福祉センターの講座・サークル活動、老人いこいの室などありますが、私からも2つほど提案したいと思います。
①シルバー人材センターの拡大
わざわざ予算をかけなくても、元気なシニアの方の介護予防には、それぞれのペースで働いて頂くのが一番。生きがいやマンパワーの活用などの意義も大きいです。
それには、シニアの方の就労の受け皿「シルバー人材センター」の業容を拡大するのがてっとり早い方法です。
私は、市から業者に委託を行っている事業のうち、シルバー人材センターや障がい者施設で担当できそうな業務は、できる限り委託をしていく、という方法が良いと考え、議会でも取り上げています(平成21年9月議会)。
②シニア公園の設置
シニアの方が、腰痛や肩こり予防の体操器具で運動をしたり、サークル活動を行ったりするための公園の設置です。
介護予防の先進国である中国にはこうした公園があり、多くのシニアの方が思い思いの活動をしています。
今後の戸田市では、日本最速クラスのスピードでの高齢化が予想されています。将来は戸田市でも、こんな公園が必要になってくるのではないでしょうか?

【1/19(火)さすが日本一】

10:30- 会派勉強会&会議
13:00- 視察(千代田区・温暖化対策について)
17:00- 意見交換会
今日は午後から「県南都市問題協議会(戸田、川口、鳩ヶ谷、蕨の4市共同の研究会)」視察で千代田区へ。
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ホテルか一流会社の受付のようなエントランスです。
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千代田区の温暖化対策について、わかりやすく説明を頂きました。
これまた一流会社のプレゼン室のようです。
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議会は最新設備。
賛成/反対は手元のボタンを押して行います。
結果は即座に、議場正面の大型ディスプレイに表示されます。
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区役所1Fエントランスの一番目立つところに、障碍者のパン屋さんと喫茶店「さくらベーカリー」があります。
3Fにも障碍者の作業所があるとか。
障がいのある方の就労機会の拡大に取り組んでいる酒井としては、はっきり言ってうらやましい。
区内の一等地で障碍者が健常者と同じように仕事をし、ここでは差別のない社会(ノーマライゼーション)が実現されています。
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さて、温暖化対策で千代田区は2020年までにCO2を25%削減すると公約しているとのこと。
実現するには当然、相当な無理をしなくてはならないようです。
省エネ化の補助に莫大な税金を投入、また企業にも相当な負担を求めることになるでしょう。
千代田区は徴税額日本一。日本全体の国税の11%が、千代田区で徴収されているそうです。
潤沢な予算があるからこそできる施策と言えそうです。
他の市町村で同じことをやろうとすれば、その多くで財政は破たん。
大幅な増税、また医療や福祉や教育など公共サービスのレベルダウンは避けられません。
それに目をつぶってでも、全国で同じことをやるのか?
きちんとした議論が、国レベルでも市町村(戸田市も含め)レベルでも、ほとんどなされていないことこそ最大の問題であると、酒井は考えています。

【1/15(金)菅原議員とトークライブ】

午前- 議会だより編集委員会
午後- 事務作業(トークライブ準備)
19:00- トークライブ(戸田市政について・戸田SOHOクラブ主催)@戸田市起業支援センター
トークライブを開催してきました。
年末に菅原議員と私の2名に「戸田SOHOクラブ」定例会への出演打診があり、半月後の今日実現という、スピード開催。
30人近い、多くの皆様に集まって頂き、感激です。
(戸田SOHOクラブ定例会の動員記録を塗り替えたそうです!)
出演の内容については当初、「それぞれ4,50分づつ語ってもらいたい」とのことでした。
しかし、それでは面白くないということで、事前に菅原議員と相談。お互いの主張をぶつけ合うコーナーを設けることにし、タイトルも「トークライブ」としました。
やってみて思ったのが、テレビのトーク番組のように、大勢の人に関心を持ってもらえるようなトークは難しい!ということ。
話が冗長になったり、型どおりの新味のないコメントになってしまったりと、我ながらダメダメな内容になってしまったと反省しました。
それでも、終了後の質疑や交流会では、多くの励ましやご意見、また「面白かったよ」というお言葉を頂き、大変ありがたかったです。
勉強になり、励まされた、とてもいいイベントでした。今後の活動のやる気がアップしました。
また、トークライブという形態についても、大きな可能性を感じました。
戸田市政に興味を持って頂き、今後の政策上のポイントを楽しく&分かりやすく知って頂くのに非常に良い。
今後、市内の各所で開催できないか、検討してみたいと思います。

【1/14(木)教育フェスティバル】

午前- ヒアリング、打ち合わせ
14:30- 戸田市教育フェスティバル
午後から教育委員会主催の「戸田市教育フェスティバル」に出席。
戸田市の教職員全員が対象とのこと。平日この時間の開催ということは、小中全校、半ドンでしょうか?
内容は、専門家による講演会。当初の予定では、研究発表と吹奏楽部の演奏も行われる予定だったのですが、インフルエンザ流行の影響で中止になり、残念でした。
講演会の題目は、ネットいじめについて。近年大きな問題になっている、タイムリーなテーマです。私の所属する文教建設委員会のテーマも「ネットいじめ」でした。
さて、講演の中で「メールを左手で打つようになったら携帯依存症だ」という話がありました。常にメールをやりとりするために、右手で別のことをしながら左手でメールを打ち続けるのだそうです。
その話で思い出したのが、私の会社員時代のこと。左手でハシを持ってお弁当を食べながら、右手で仕事をするという技を覚えました。お行儀よくはありませんが、仕事が忙しいときもランチ抜きにならないための工夫です。
人間、いいことでも悪いことでも、追いつめられると何らかの工夫をするものです(笑)
ところで、児童の携帯ゲームやメールについて。
そのほとんどは時間のムダ(しかも、いじめや犯罪につながる有害なものも多い)。
ヒマな時には携帯ゲームじゃなくて、本を読む。友人とのコミュニケーションは、メールじゃなくてリアルで(直接会って)やる。
これが不足しているから、現代日本人のコミュニケーション能力が下がっているのだと思っています。
さて、問題への対処方法は、
・保護者と児童が携帯の使い方についてよく話し合う。
・その上で、携帯の使い方についてのルールを決める。など。
とくに、ルール案「家族全員の充電器を居間に置き、自室に持ち込まない。携帯をいじって良いのは居間だけにする」というのは良いアイデアだと思いました。
いじめは、いろいろな要素がからまった複雑な問題。
今後も考えていきたいと思っています。

メモ:「相談を受けるときの注意点」

(今日の講演会でのメモ。生徒の相談だけではなく、どんな人と話すときも使えそうです)
1.個室を用意する。他の生徒がいると、話したいことも話せない。
2.時間を決める。30分くらいが適当。話にまとまりがでる。
3.話を聞く態度。
  ・メモを取らず、相手の顔(表情)を見る
  ・話をよく聞いてるのが伝わる姿勢。やや相手の側に前のめりに
  ・相手の正面に座らない。左前の対角線に
4.相談終了後にノートを取り、次の相談前に見直しておく。生徒の話をよく覚えている=生徒に関心がある、ということが伝わる。