12月議会報告(速報版)

今月17日に12月議会が閉会しました。
1期4年間の市議会議員としての任期の最期は自分らしく、3つの質問全てが市民の皆様からのご意見を元にした質問になりました。
酒井の議員活動の多くは、市民の皆様からのご意見を元にしています。
任期中、何百というご意見をお寄せ頂いた皆様に感謝申し上げます。
今議会に行った一般質問の概要について、議会だより用に書いた原稿を掲載します。
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「出産前後やシニアの方に運動の機会を」
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議員:①出産前後のスイミングやヨガなどの運動プログラムを提供してはどうか。昨今、妊娠中や産後回復期の方も状態に合わせて運動をした方が良いとされており、お産を軽くし、産後の回復を早める効果が指摘されている。②定年世代の方を対象としたスポーツの活性化を図ってはどうか。ウォーキングやゲートボールなどの他、ソフトボールやボートなど団体競技のシニアチームを育成してはどうか。
市民生活部長:検討したい。
「特養の待機順について」
議員:①特養の待機順を、定期的に更新してはどうか。現在は申込時に待機者数を聞かされた後、待機順が更新されないため、いつ入所できるか見当がつかない。介護しているご家族からは「計画立たない」「耐えられない」というお声を聞く。家族の介護が原因で体調を崩された方も無数にいる。②待機順に関する説明を丁寧にし、過度の期待や不安を持たぬよう配慮願いたい。
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福祉部長:検討したい。
その他の質問
Q:戦略的な新産業の育成を。特に、ITを利用した小規模製造業や福祉・子育てなど生活産業に可能性がある。
A:積極的に研究していきたい。

駅前喫煙所が改善しました

これまで市民の方から要望の多かった、駅前喫煙所の分煙対策が改善しました。
本件については今年6月に議会で要望し、市当局からは検討する旨の答弁を得ていました。
(ご参考:12.6議会報告【駅前喫煙所】
「検討する」という答弁のみで終わってしまうことも多いのですが、議会での要望から半年で実際にご対応下さいました。
まず、最も改善が急がれると思われた戸田駅東口の喫煙所について。
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(改善前)
以前は歩行者の通行が多い場所に設置されており、また歩道にまではみ出して喫煙されている方も多く、歩行者が煙を避けられない状態となっていました。
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(改善後)
歩行者の通行のやや少ない場所に移設し、白線と植栽で区切っています。
駅前を通るたびに観察していますが、白線の効果は意外と大きいようで、多くの方が白線内で喫煙して下さっています。
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残念ながら、移動先の場所は路上駐輪が多いエリアであるため、時間帯によっては白線内に自転車がとめられてしまうようです。
「駐輪ご遠慮ください」の表示をする、それでも減らなければ撤去を行うなどの対策が必要と思われます。
次に、特に問題が無いと思っていた戸田駅西口(北側)の喫煙所。
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西口を出ると、こんな表示が。とてもよく目立ちます。
行ってみると…
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やはり白線と表示が新設されています。
この場所は歩行者も少なく、歩道も広いため、これまで特に苦情はありませんでした。
逆に、駅から遠く分かりづらいという欠点がありましたが、今回解決しました。
最後に北戸田西口の喫煙所。
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(改善前)
以前は歩道のわきに設置されており、戸田駅東口と同様、歩道にはみ出して喫煙されている方が多くおられました。
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(改善後)
植栽により分煙を実施。
酒井が以前に事例として挙げたパーティションを使った分煙よりもさわやかな感じです。
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3つの喫煙所について紹介しましたが、場所に合わせてよく工夫して下さったと感心しました。
あらためて、行政としてはかなりの短期間(半年)で対応して下さった市当局に感謝したいと思います。

【11/11(日)戸田市健康福祉まつり】

新設された戸田市福祉保健センターで開催の「第2回戸田市健康福祉まつり」に出席。
楽しくてためになる有意義なイベントだと思いましたので、ご紹介します。
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本イベントについての予備知識はこのチラシ一枚だけ。
副題は「ここから発信!心と体の健康づくり」となっています。
朝10時のイベント開始と同時に入場。
一通り見て回りましたが、実際に体験した順にご紹介します。
①タオルわんこ作り体験
タオルを巻いたり曲げたりすることで、カワイい犬の人形ができます。
本コーナーは「戸田市精神保健福祉家族会」という、患者さんご家族の自主的な家族会が主催しておられ、活動内容などについてもお聞きすることができました。
②ストレス測定コーナー
神経のバランスを測定したり、唾液の成分を見たりすることで、ストレス度がチェックできるとのこと。
私も実際に測って頂いたところ、ストレスほとんどゼロのようで驚きました。脳天気な性格なのでありましょうか?
後から本コーナーをのぞいたところ、視察に来ておられた神保市長が測定をなさっていました。
市長職の激務によるストレスは、いかほどのものなのでありましょうか?知ってみたくもあります。
③赤ちゃん人形、あそび場人気投票
実物大の新生児人形による体験ができます。今日は1才の娘も参加したので、「1年前はこんなに小さかったのか」という感慨がありました。
あそび場は、近所の公園に1票入れてきました。
④予防接種クイズ
予防接種についてのクイズを解くと、商品がもらえるコーナーです。
予防接種を行うべき年齢や回数など、難解なクイズなのですが、ちゃんとカンペの掲示がしてあり(笑)、それを見ながらクイズに回答していくと自然と予防接種の知識が身につくというためになるコーナー。
市民の皆さんにぜひ知って頂きたいことが宣伝できる好企画だと思いました。
⑤「食を見直そう」ポン菓子の実演、野菜手ばかり体験
健康増進の上で欠かせないのが「食育」。特に大きなテーマである、食糧の地産地消(お米の消費)と野菜の十分な摂取について、実際の体験を通して身につき、最後にはお米で作ったポン菓子までもらえるお得な企画でした。
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ほとんど予備知識なしでの参加でしたが、予想以上に楽しいイベントでした。
全体を通して感じたのは、市当局の健康増進事業に対する意欲です。
ちょっとうれしい賞品がもらえる、楽しい体験企画を通して、自然と健康に対する知識や動機付けが得られ、得した気分になって帰って頂く。
そして、このイベントをきっかけに市民の皆さんが健康的な生活を送って下さるようになれば、市民の利益になるだけではなく、戸田市としても医療福祉予算の抑制が図れます。
また、本イベントには市職員だけではなく、市内医療福祉機関、NPO関係者の多くの方々がご参加下さっておられ、大変ありがたいことだと思いました。
さて、最後に本イベントに対する市当局の並々ならぬ意欲を象徴する(?)ものをご紹介。
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なんと!イベント開催記念のタオルまで製作していたとは…
以前に相談窓口のマスコット「ミミィ」をご紹介したことがありますが、相談支援にとどまらず、健康増進の事業全体に対して本腰を入れてやっていく姿勢の表れなのかもしれません。
今後の福祉保健センターを中心とした市当局の、健康増進や介護予防への取り組みに期待しつつ注視していきたいと思います。

テーマ変更のお知らせ

この度、「酒井いくろうウェブページ」のリニューアルに伴い、本ウェブページのテーマを変更いたします。
これまで、前回の選挙中から使用してきたキャッチコピー「一生、戸田。」をテーマにしてきましたが、今後は「市民が最優先。」とさせて頂きます。
変更の理由ですが、従来の「一生、戸田。」の意図である「一生住みたい町を作ります」ということが、読者の皆様に伝わりづらかったということです。
今後は、私が現在、第一の政治目標とする「市民の意思が可能な限り反映される市行政を作る」の意味を込めた新テーマを当面使用したいと思います。
市民の皆様、読者の皆様に喜んで頂けるよう、益々、活動の充実・ウェブページ記事の充実に努めていきたいと思います。
今後共、酒井いくろうと「酒井いくろうウェブページ」を、よろしくお願いいたします。

市民生活委員会でご意見募集中【10/22(月)まで!】

10/1~3の3日間(夜)、サカイの所属する市民生活常任委員会の駅頭PR活動を行いました。
あまり知られていないことですが、戸田市は自転車の事故数、死亡数とも埼玉県内ワースト(人口当り)となっています。
悲惨な死亡事故をなくすためには、市当局による本格的な対策が欠かせません。
そこで現在、市民生活委員会では、自転車の安全に関する条例制定を目指し、検討を行っています。
上記3日間は、条例案についてのご意見募集(パブリックコメント)のPRを行いました。
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チラシを作成し、呼びかけを行いながら配布しました。
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身近なテーマのせいか、多くの若い方もチラシを受け取って下さいました。
これをきっかけに市政に関心を持って下さったら良いなあ、などと思います。
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駅頭で市民の方から直接、ご意見をお聞きすることもできました。
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サカイがお聞きしたご意見は…
・右側を走ってくる自転車が多く、怖い思いをしている。
・無灯火の自転車が多い。暗くなったら自動的に点灯する自転車ならば、ライトの点け忘れが無くなるのではないか。販売・購入を奨励することはできないか?
・以前に戸田市が制定した「ポイ捨て禁止条例」と同様、実効性のない条例では困る。罰則制定と取り締まりを行うべきではないか。
・警察の方にもっと注意活動をしてほしい。
・以前に市役所に意見を言ったが、全くとりあってもらえず腹立たしい。
…などなど、多岐にわたるご意見を頂きました。
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最後に、横断幕を前に委員会メンバー全員で記念撮影です。
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翌日(10/2)は北戸田駅で実施。
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10/3は戸田公園駅で実施しました。
ご意見募集期間は、10/22(月)まで。
皆様ぜひご意見をお寄せ下さい!

9月議会報告【放置自転車対策の収支改善】その③

本稿「その①」で掲載したとおり、議会において「駅近の保管所を確保することにより、返還率を上げ、返還料の値上げを行い、返還料収入増につなげることができるのではないか」という意見を述べたところ、
「現在の保管所は市有地なので地代がかからない。高架下などに保管所用地を確保する場合は、賃料がかかるため難しい」旨の答弁がありました。
この答弁には、見落としがあります。
「市有地はタダ」ではありません。
この点を考えるには、「アセットマネジメント」の考え方が役に立ちます。
「アセットマネジメント」とは、「市民からお預かりした土地その他の資産を効果的に活用し、公共サービスとして還元する」ことです。
余っている市有地は、売れば売却収入、貸せば賃貸収入、他の用途で有効に活用すれば公共サービスとして市民の利益として還元されます。
本稿「その②」で掲載した、下の写真をご覧ください。
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スペースが大きく余っており、この660坪という広大な市有地本来の資産価値と比べて有効に活用されているとは言い難い。
転用なり縮小なり考え、市資産として有効に活用されるよう考えるのが筋であると思われます。
更に、「市有地はタダ」「賃貸はムダ」と単純に判断するのではなく、市の事業が最も効率よく実施できるような用地確保の方法を考えるべきだと考えます。
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京都市の保管所。
高架下の用地を利用しています。
戸田市においても、例えば高架下の用地を、JRと交渉しある程度安く借りることができれば、次のような利点があると思われます。
①返還料収入増につながる(返還率が上がる、返還料の値上げができる)
②撤去自転車(特に盗難自転車)が持ち主に戻りやすくなる(実は、撤去自転車には、盗難自転車が多数含まれています)
③高架が雨よけになり、自転車が良い状態で保管される(自転車所有者の利益、また、保管期限が切れた後に競売する際に高く売れる)
コスト面や市民の便益を計算し、より良い方法を模索して頂けるよう、引き続き働きかけていきたいと思います。

9月議会報告【放置自転車対策の収支改善】その②

9月議会の準備段階で、笹目7丁目(17号バイパスの向こう)にある撤去自転車の保管場所を視察しました。
非常に興味深く、課題の発見も多い視察でしたので、紹介します。
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撤去場所の市内3駅から遠い、17号バイパス向こうの荒川沿いに入口があります。
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保管場所は660坪という広大な市有地ですが、スペースが大きく余っているのが分かります。
かつてはこの保管所にぎっしり自転車が停められていたそうですが、市民の意識向上により、放置が減少したためだそうです。
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現在の保管数は約600台とのこと。
往時よりは減少したものの、やはり壮観です。
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こんなまだまだ使えそうな自転車もあります。
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どんないきさつでやってきたのか、小さな子ども用自転車もいくつかありました。
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このように、どうがんばっても再生(リサイクル)不能と思われる自転車も多くありました。
その原因は次の写真…
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5月から3カ月以上も雨ざらしで保管されているのでした。
これではリサイクル用の競売は難しいかもしれません。
◎本視察については、次回に続きます。